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夢への挑戦が怖くなくなる日は来ないけど


5年前の今日。2018年の9月5日。
私は不安でいっぱいのなか、初めてつけるスリング(ハンモックのような布をたすき掛けして、赤ちゃんを入れるタイプの抱っこ紐)に悪戦苦闘していました。


今、辛い人。怖い人。もがきながら挑戦してる人。
行動した分だけ見える景色は、後から今を振り返った時に、とんでもなく美しい思い出になっているかもしれません。

だから、夢を叶えるために動いてほしいんです。夢を叶えてほしいわけではありません。夢はいつだって修正していいもので、叶えなければいけないわけじゃない。大きくなければいけないわけでも、小さ過ぎてはいけないわけでもありません。

ただ、自分のために、願いを叶えようとしてみてほしいのです。



5分だけ、この記事を最後まで読むための、あなたの時間をください。


人生を美しい思い出でたくさんにしてほしい。「あれはあってよかった経験だ」「あの時期があってよかった」そう思える出来事で満たされた時間を過ごしてほしい。

振り返りたい記憶があることは、描きたい夢をまた見つけていくことに強くリンクします。人は経験で強くなるから。いい思い出をつくることは、いい未来をつくることと似ているから。



2018年、7月28日。
スーパームーンかつ台風という“役満”に満を持して息子は生まれました。

8月末。1ヶ月検診で初めての外出。サポートに来てくれていた母は、1ヶ月検診の後実家に帰っていきました。

初めての赤ちゃんとの二人きりの生活は想像以上にまぶしくて豊かで可愛くて、でも怖いもので。泣けばどうしようと困り、寝れば息をしているか不安で、あまりにも頼りないつくりの小さな人間を前に、HPをガンガン削られていました。


9月5日の17時。

当時住んでいたアパートはベランダから夕陽がよく見える部屋でした。洗濯物を取り込もうとベランダに出ると夕陽がきれいで、風も気持ちよくて、息子を初めてのお散歩に連れて行こうと決めました。


Amazonで買ってあった水玉模様のスリングを散らかったクローゼットから引っ張り出してきて、鏡の前に立ち、説明書を見ながらサイズの調整をして……
おっかなびっくり、そっと、ぐずりかけの息子を入れる。これで合ってるのかわからない。君は心地いいのかい?


合っているのか不安そうな親子


この頃の息子は夕方になるとよく泣き、おっぱいをあげてもオムツを何度変えても部屋の室温や湿度を調整しても、夜になるまで泣き止みませんでした。いわゆる『黄昏泣き』と呼ばれる、赤ちゃん七不思議の一つである。知らんけど

きみの黄昏泣きに、ママもいっしょに何度も泣いたんだよ、みなと。


そんなだから、綺麗な夕日は「今日もまた始まるのか……」の合図でもあり。部屋でそれを耐えるのも辛くなってきたのもあって、私は初めてのお散歩に出ることを決めたのでした。


合ってるんだか心地いいんだからわからないスリングに小さな小さな息子を入れて、サンダルを引っかけて外に出る。これから銀行強盗にでもいくかのような緊張感。ポケットの中に銃を入れていて、見つかれば終わり、みたいな。

傷つけてはならない小さな赤ちゃん。お散歩の途中で泣いたらどうしよう。不安で不安で怖くて、多分あの時血圧は上が500超えていたと思います。ちぬ。

アパートから5分ほど歩いて少し下っていくと小川がながれていて、その両脇には畑や田んぼが広がっていて、車はめったに通らない道があって、そこを目指すことに。


いつも夕方にはミーミーと泣く息子は、意外にも泣きません。むしろ寝た。お散歩でお外を見てほしかったのになぁと残念に思うくらい、あっけなく寝た。

そして、田んぼの前に続く坂を降りていくと、目の前には黄金色に揺れる稲が一気に開けました。

風が遠くから吹いて近づいてくるのを、初めて目で見ました。
稲が海みたいに揺れて、波が近くに来ると息子のペッタリした髪も揺れて。



私は、この日の黄金色を一生わすれない。
こんなに美しいものがあるのか、と思った感動をわすれない。


そして、私は手嶌葵さんの『明日への手紙』の2番を聞くと絶対泣くおばさんになったのでした。

覚えていますか
揺れる麦の穂 あの夕映え
 
明日を描こうともがきながら
今夢の中へ
形ないものの輝きを
そっとそっと抱きしめて
進むの

手嶌葵-明日への手紙より


私が見たのは麦の穂ではなくて、稲穂だけれど。
帰ってきたら息子はめちゃくちゃうんこしてたけど。



あのアパートは不便だったけれど、駅までクソ遠かったけれど、友達はできなかったけれど、たくさんの思い出があって、今でも大切に想っている場所の一つです。

初めての同棲も、プロポーズも、夫婦になって初めて「おはよう」を交換した朝も、子育ても、あの2LDKから始まったんだもの。


その後私は仕事に復帰したり、心が折れたりして、今はプロコーチとしてコーチングを生業に生きています。

会社での挑戦も、独立への挑戦も、いつだってあのスリングに初めて息子を入れた時みたいに、「だいじょうぶかな」「これでいいのかな」「うまくいかなかったら?」と不安でした。

今だって、何か新しいことをしようとすれば同じように不安です。


でも、私は、あの稲穂のなかで「来てよかった」を生後一ヶ月の息子に教えてもらいました。

独立してから出会ったクライアントさんたちに、「私が見つけられるように発信してくれてありがとうございます」と言ってもらって、「やってよかった」を教えてもらっています。


仕事柄、ふだんから「挑戦したい」「成し遂げたい」という思いを沸々とさせている方と関わることが多いです。

そして驚くのは、みんな怖いのです。
どれだけタフに見える人でも、不安を持っています。


やりたいことがあって、準備してから動こう、これを身につけたら始めよう、そう思うことが、1日の中に3回も4回もあるのなら。それはきっと、0にはならないのです。


そこにあったサンダルを引っ掛けて、怖くても夕陽が見える田んぼまで歩んだ人が、黄金色に揺れる稲穂に感動できるんです。お散歩と仕事、規模は違くても、構造は一緒です。


夢に向かって、準備がいることはあるでしょう。
でも万全はない。
夢に向かって、練習をすることもあるでしょう。
でも完璧はない。


そして、私の“おさんぽデビュー”にすやすやと眠る息子がいてくれたように、あなたには私がいます。さすがにセッション中に眠ったりうんこを漏らすことはないので安心してください。

ただ、そっと一緒にいます。
そっとは嘘かも。

一緒にちょうどいい温度感で黙ったり喋ったり教えたりしながら、あなたの見たい景色を見るためのサポートをします。くだらない話も、真面目な話もしながら。


怖いことは、向いていないことではありません。
準備が整っていないことではありません。
そういうものなんです。
それを携えて生きていくものなんです。

怖さを手放そうとすれば、変化のない日常を生きることになります。
「同じ」は怖くないから。



でも、納得して変化をしないならいいけれど、きっとそうではないですものね。
やりたいことがあるんですよね、叶えたい夢があるんですよね。それを取りに行くのは、怖くとも美しく豊かで、刺激的で楽しい経験です。


怖さや不安は0にはならないけれど、最大限減らすことはできます。
私がいいって思ってくれる人の隣に私がいれば。
あなたと、あなたの夢を叶える日々を一緒に経験できる日を楽しみにしています。


でもな……とまた迷ったり悩んだりする前に、連絡だけこのままの勢いでしてみてください。公式LINEで会いましょう。



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