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納得できないルールを捨てたあと



納得できないことを、飲み込める人と、飲み込めない人とがいる。


今日は夫の会社の人とのご飯にお呼ばれして焼肉を食べてきた。

一緒にご飯を食べた子は、なんでもそろそろ退職してしまうそう。部署は違うので夫の直接の部下ではないのだけど、懐いてくれていたのもあり夫が誘ったのだった。

若くギラギラした子で、次は投資用の物件なんかを扱う不動産業界に転職するらしい。


私は場違いじゃないかしら?と思ったけれど、その子も本をたくさん読んだりしてよく学んでいて、「俺じゃそこはわかってあげられないから」と私を召喚したようだ。


夫からみた私も、よく読みよく学んでいるってことなんだろうか。それならちょっと嬉しい。



夫の会社は『The体育会系』という感じで。学びとは程遠い人たちばかりだ。というか、私が働いていた頃は、若手に学ばせたらやばいという雰囲気すらあった(疑問を持ったら辞めちゃうから)。


どうして辞めることにしたの?と聞いてみると、年功序列の体質、あるはあるけれど機能していないシステム、連帯責任のように実力じゃないところが影響してくる評価形態に嫌気がさしたということだった。


簡単に言ってしまえば、ルールに合わなかった、ということなんだと思う。


夫を見ると、飲み込むことが本当に上手だな、と感じる。

理不尽に見えることも、そっかそれならしゃーないかぁ、と流せる力。


辞めた私も、辞めてしまうその子も、流せなかったんだと思う。


コーチングで何人もの転職や独立のタイミングに触れてきたけれど、「無視できない」「諦めて飲み込めない」というエネルギーは存在する。


会社の中では、疎まれてしまうような部分。なんで?と思ったり、違くない?と思うようなところに引っかかること。


そのせいで悲しい思いをしてきたこともあるだろう。

なんで私はみんなみたいに流せないのかな。なんでみんなは気にならないのかな。私だけがおかしいのかな、と。



その思考が、自分で仕事を作る時には追い風を吹かせる。


理不尽な思いをしてきた人ほど、もうあんな思いはしない、というモチベーションになるから。


なぜ?と思う力で、自分が納得して働ける環境を作っていける。納得してるから仕事の内容そのものに集中できる。

その過程を発信してるから、近寄ってきてくれるクライアントさんも近い価値観を持っていることが多い。結果、出会いもお互い気持ちのいい縁になりやすい。


だから、もし今。


今の居場所で、気になることがあってどうしても納得がいかなかったり、理不尽なルールに縛られている人がいたら。


それは、「今の場所」で起きていることでしかないから、あなたがおかしいわけじゃないのよォ!と伝えにいきたい。



ルールを作っていく、そんな働き方もあるのです。



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