AIで済むようなコーチングならbotでいい。自分らしいコーチングをするためには。
こんにちは、大高です。
私はスクールを出たコーチなので、スキルを最初に学びました。
スキルをつけたらコーチングが上手くなると思っていたし、自信を付けるためにはもっともっと勉強しよ〜!と思っていたのです。
でも、スキルだけで乗り切れるほどコーチングが簡単なわけありません。
やればやるほど、人の人生に向き合うって自分の生き方に向き合ってるかどうかが試されることで、そこには取り繕う余地なんてないなと思わされます。
こないだ公式ラインからお問い合わせしてくださった方に
『人の人生に向き合うのに、スキル程度じゃ立ち向かえない』
という返信をしました。
すげぇパンチラインがでた!(自画自賛)
でもほんとそうなんです。
だって私がスキルでどうにかなると思ってめちゃくちゃ頑張ってたはずなのにどうにもならなかったんだもの。
デスクに質問リストを貼ってた
スクールを出たばかりの私は、怖々体験セッションを取り始めました。
とにかく最初は無言が怖くて、どうしようどうしようと思いながら。(今は無言だいすき人間)
クライアントさんの話に集中せず、次に何を聞くか考えている自分がいやでした。
そこで私がやったのは、『万能な質問』をデスクに付箋で貼り付けること。
今考えるとおいおいおいおーい!って感じなのですが、当時は大マジで質問を付箋に書きペタっと貼り付けていました。
クライアントさんの話を聞きながら、手元にコーチングの進め方の資料を持って
(えっと…次は現状把握やな…)
と考える。
そしたら現状把握のなかの『万能な質問』をする。
コーチングbot大高の誕生です。
AIでいいならAIの方がいい
コーチングbotを人間でやる意味はありません。
でも、当時のわたしはコーチングbot化に向かって突き進んでいました。もー当時のコーチングが恥ずかしくて顔から火が出そうです。
こんな流れで話をする。
こんな質問は便利。どんなことにも使える。
コーチングがそれでいいのなら、AIで出来るんです。
コーチングは心の中を見せる作業が必要です。
心の中には人に言いたくない過去や、ズルい考え方だったり、わがままな自分がいたりするもの。
それを人間に言わずにAIで済むなら、(価格も安価でしょうし)コーチングはAIでいいってことになります。
でも絶対にそうじゃない。
向かい合った人間がお互いの心を開いて心の中を探検して、自分の人生に向き合うからコーチングって効果があるんです。
正解なんてない
人の心に向きう仕事だから、正解が一択なんてことあるわけないんです。
だからコーチングだって正解が一種類に決まってることなんてありません。
私のクライアントさんは、私がする質問で何かを気づくこともあるし、私がただ楽しく暮らしてることから何かを読み取ってくれることもある。
私もまた、コーチングじゃないインプットからコーチングに活きる学びを得ることもあります。
だから昨日、こんなツイートをしたのです。
コーチングの勉強だけをしたら、コーチングには確かに詳しくなるかもしれません。
だけど、それは同じ勉強をした人も得られる学びです。
こちら、コーチング産コーチングにございます。
だけど、色んなことから学びを取り入れられれば、それは自分だけのコーチングになります。
原産地が違うインプット。それが面白いコーチにさせてくれるんじゃないかなと。
こちら、恋愛小説産のコーチングにございます。
こちら、子育て経験産のコーチングにございます。
そうやって、自分自身の経験とか興味を最大に活かせば自分のコーチングの中身にいろーーーんな産地の要素が混ぜ合わせるのではないかしら。
フライパンひとつでも
今日わたしは、フライパンを買い換えたんです。
もうテフロンが死んでて、それでも騙し騙し使い続けてたのですがさすがにストレスなので新しいものに変えました。
そしたら料理のストレスがめちゃくちゃ減って、洗い物も楽で、「なんでこんな簡単なことなのに、ずっと後回しにしちゃったんだろう」と思いました。
そして、過去の自分も、悩んでるひとも、『テフロンのはげたフライパンで料理し続ける状態』ってことがあるんだよなーと。
手放せばストレスが減るのに、手放すことを後回しにしてしまう。
手放してみたらあっけない程簡単なのに、それは手放したからわかるんだよなー。
どうしたら『古いフライパンを捨てて、買い換えよう』って思うようになるだろうか。
新しいフライパンで、ブリをふりかけにしながらそんな事を考えました。
こんなふうに、フライパンひとつでもコーチングに使える考え方を得ることができるんです。
でもコーチングの指南本には『新しいフライパンでブリのふりかけを作りながら考えごとをしましょう』とは書いてないでしょ?
あなたがあなただけのコーチングをしたいなら
あなたがあなただけのコーチングをしたいなら、あなたの感性を大切にしてください。
音楽が好きならたくさん聴いて、映画が好きならたくさん見てほしいのです。
それを削ってまで、スキルの勉強をしなくてもいいと、わたしは思うのです。
学びなら、好きなことや楽しいことから学べばよいではないですか〜!
そしたら楽しくて勉強にもなる。
私がコーチを探すなら、楽しさを後回しにして勉強してるコーチよりも、自分の人生を謳歌したエッセンスから学びを得てイキイキ仕事してるコーチがいいです。
もちろんストイックに勉強するのはすごいこと。
どちらがいいとかはないから、自分がどうなりたいかで考えてみてください。
自分がストイックに学ぶ人にコーチングをお願いしたいならそうでいいと思うし、
楽しみながらいつ働いてるの?って雰囲気でも新しい知識を仕入れ続けてるコーチにコーチングをお願いしたいならそうすればよい、というだけです。
ビジネス系のコーチか、ライフコーチかにもよるかもしれませんね。
みんながやってることをしなくていいです。
自分らしく生きるから、クライアントさんに自分らしく生きていいんだよと伝えられる。
スキルを身につけるなら、並行してか、自分らしさを追求してからでもいいのかなって。
好きなことを楽しんで、それを自分のサービスにしていってほしいな、という願いでございました!
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