どん底から、勝ち上がれ!
殺される、と本気で思ったことがある。
大学を続けられないことがわかった日だったか、その次の日だっただろうか。
我が家は、私が高校生のときどちゃくそ貧乏になった。
なんとか奨学金を借りて入学した大学を、父のお金のトラブルで続けられなくなった。
それはさながら「貧乏の第二波」といった感じで、高校生の「はじめて貧乏になったイベント」よりもずっと絶望感が強く、暗い時期となった。
そんな時、夜眠っていると、ドアが開く音が聞こえた(気がした)。
お金がない家庭。学歴を失った私。仕事を失った父。反抗期の弟。絶望している母。高齢で自力では生きていけない祖父母。
季節は夏で、暑くて、テレビの中の人たちはみんな浮かれていて、空も植物も嫌味なくらい鮮やかで。そんな世間との対比も、私たちをより惨めにさせた。
そんな時、夜中にドアが開いた音がしたから、私は、父が心中するために部屋に来たのだ、とすぐに思ったのだった。
何で殺されるのかな、ととんちんかんなことを考えながら布団で顔を隠した。痛くないのがいい、苦しくないのがいい。いや、今ならまだ、窓から通りに逃げれば生きられるか。でも私だけ逃げたって、もう家族みんなが息絶えていたら?それでも生きる意味ってあるのかな。そういえば犬二匹は生きてるのかな。
リビングで音がする気がする。床が軋む音がする気がする。死にたいくらい辛いと思っていたし、悲劇のど真ん中で病みツイートまでしていたのに、殺されることが怖くて涙が出た。
結局、眠れず朝が来た。私はそのまま生きていた。
あの日、父が本当に、たばこで黄ばんだ引き戸を一枚隔てたリビングに潜んでいたのかはわからない。聞いた事がない。聞けない。
それでも確実に言い切れるのは、その最低な想像が当たっていてもおかしくないくらいに、その想像が「ありえない」と笑えないくらいに、我が家はどん底だったということだ。
人生のどん底。死んでいたかもしれない地点。
そんな分岐を生き延びて、私たちは今ここにいる。
死ななければ、生き続けられる。自動的に明日は来る。眠らなくても、幸せじゃなくても、満たされていなくても、0時を回れば日付が更新され続いていく。
ゲームみたいに、クリアしたら次のステージならいいのに。現実は未完了でも不幸でも、どんどんとスクロールされていく。
だから、だ。
だから、自力で、幸せをつかみにいかないとはじまらない。
その、つかみに行くひとつの方法が、対話だと思っている。
高校生の貧乏イベントから地続きで不幸を歩んできた私が、「人生を変えた」のは、コーチングを受けたところから始まった。
生まれてはじめて、なんでも話していい空間を知った。本音を出した。身の程に合わないと抑え込んでいた、「わたしがこんな人生でいいはずない」「強烈な幸せを感じたい」「ちゃんと稼ぎたい」そんな想いが、涙と鼻水とごちゃごちゃに混ざりあって溢れた。
溢れ出したものは、見えてしまう。そこで初めて、ああ、わたしはすごく辛かったのだ、と知った。
そこまで行くと、エネルギーは引っ張りださなくても、ほとんど勝手に湧いてきた。幸せを感じたいと、稼げる自分に変わりたいと、寝ても醒めても頭から離れなかった。
付き合う人が変わり、身を置く環境が変わり、満足度が変わった。
一般的な幸せがどうこうではなく、自分で自分に見せたい未来を準備してあげられるようになった。
それに伴って、仕事も単価が上がり、コーチとしての仕事もどんどんおもしろくなっていった。
私がクライアントさんに提供できることは、私がこれまで出会った素晴らしい人達の関わりを凝縮したもので、私が発見した真新しいなにかではない。
けれど、その動機は、エネルギーは、理由は、源泉は、誰よりも熱く濃く強い自信がある。
そしてなにより、精一杯の、本気の、でっかい愛をもってぶつかるのが私の価値だ。
わたしはかつて、どん底だった。それは、紛れもなく本当で。あの時は辛くて悲しくて悔しくてムカついて、でもグレたり荒れたりする勇気もなくて、ただ抜け殻みたいだった。
どん底からでも大丈夫!なんて、簡単に言い切ることはできない。
私ができたから大丈夫だなんて、そんな事を言うつもりもない。
ただ、人が本音でぶつかって、本気を出そうと決意した時、その後に人生は変わると、それだけは知って欲しいのだ。
ムカついていていい、悔しくていい、腹が立っていてもしんどくても抜け殻でもいい。ネガティブでいい。それを変換していけばいい。エネルギーがないところから作るのは大変だけど、ネガティブでもエネルギーがあれば強い。強い奴が勝つ。それが人生だ。エネルギーの総量と、それを注ぎ込む場所選びで、幸せなんかあっという間に手に入る。変換の方法なら私がいくらでも持ってる。
諦めないでほしい。止めないでほしい。
対話をしてほしい、本音を見つけてほしい。
幸せになる覚悟だけ、幸せでいる許可を出すことだけ、今この瞬間に決めてほしい。
今をせっかく生きている。どうせ、明日は来てしまう。
だから、5年後10年後のための変化を、今日からはじめていく。
あの時、絶望のなかにいた私に、恥じない仕事。それを、私は全うするだけだ。
今、新しいプロジェクトを作りはじめています。今まで以上に個別のクライアントを減らしていくつもりです。
だからわたしは、今、あなたと組みたい。絶望を知っていて、それでも生き延びて、真面目でやさしくて気弱だけど、自分を諦めていないあなたと。
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生き延びるなら、幸せに生きてください。これからも不幸なままいないでください。どん底から、勝ち上がれ!
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