父の素晴らしさを息子に伝えるのは私
2021年の誕生日にプロポーズをされ
その一年後に入籍を予定していた。
子どもが好きだったので
保育士にもなった。
漠然と子どもは早く欲しかった。
同い年の友達も結婚が早く
子作りをしている子がいたが
なかなか授かれないと悩んでいる子が
思った以上に多かった。
私ももしかしたら…と思い
早めに妊活を始めると
すぐに授かることが出来て
とても嬉しかったことを覚えている。
しかし悪阻がすぐに始まり
1日中気分のいい日は
3ヶ月間1度も無かった。
吐き気を感じるものも
吐くことはなく
ずっと二日酔いが続いているようで
健康の大切さを痛感した。
悪阻が落ち着き出した安定期には
お腹の張りが気になり
病院へ行くと切迫流産の診断。
2週間の自宅安静を言いわたされ
ベットの上生活が始まった。
仕事を休んでいる罪悪感
家事もできないもどかしさ
世間に対して
旦那に対して
申し訳ない気持ちでいっぱいだったが
旦那の
「お腹で子どもを育てるのは君にしかできない。心から感謝している」と言われ
心が温かくなったのを今でも覚えている。
ここからだ。
旦那の優しさを忘れたくない。
この素敵な彼を我が子に伝えていきたい。
と強く思ったのは。
お腹に向けて
「あなたの素敵なお父さんが待ってるからね。元気で出てきてね。」
と毎日話しかけていた。
息子を出産した日も
私より大泣きをしていた旦那。
「あんなに大変なことを1人でさせる訳にはいかないよ」と後に語ってくれたのだ。
育児中はイライラすることが多く
素敵な旦那、父親を怒ってしまう。
そっけなくなってしまうのだ。
子を産んだ女性なら誰しもそうなんじゃないかと
心を落ち着かせている。
あの時の気持ちを忘れず
息子に伝えていかなければならないのは
私なのだ。
あなたのお父さんはとっても素敵なんだよ。
そう伝えることによって
息子の心も温かくなってほしい。
そして父親として
自覚を持ち始めた旦那との
育児を楽しんでいきたい。