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祖母から母、そして私へと受け継がれなかった編み物の話
私の母方の祖母は、昔、編み物の先生だったらしい。
家で、機械編みを教えていたのだとか。
しかしながら、私は祖母の編み物姿どころか、編んだ作品すら見たことはない。
私が物心ついた頃には祖母は高齢で、目も悪かったので、編み物はずっとしていなかったようだ。
私が編み物に出会ったのは小学生の頃、母が私と妹に、手編みの帽子やセーターを作ってくれたときだった。
ものすごく嬉しくて、今でもその模様や色
編み物のコストパフォーマンスを考える
手編みニットを身につけていて、
「それ、可愛いね!」と言われたら
「実は手編みなんですぅ〜♡」なんてニヤニヤ答えてしまうのが人の性。
(え?私だけ?!)
しかしその後返ってくるのは
「編むのにどれだけ時間かかった?」
「どれくらい毛糸使うの?」
「え!!そんなに?!…(買った方が早くない?)」
というリアクション。
違う。そうじゃないの。
そこで今回は、編み物とコストパフォーマンスにつ
編み物という趣味の与えるイメージと実際
「趣味は編み物です。」と言うと、大抵の(編み物をしない)人は
「すごいですね。」「家庭的ですね。」などといった反応をする。
こういうやりとりをするたび、編み物の与える印象と自分自身の実際とのギャップに恐縮して
しまう。
編み物はすごい=難しい?まず、編み物は別にすごくない。
そりゃ、編み物で素晴らしい作品を生み出す作家さんやデザイナーさんは多くいるけれど、そんなことは絵や写真や他のさまざ