ポコポコのお花
花のモチーフ
娘から続いての依頼。
インスタの画像を見せられて、こういう花のキーホルダーって作れる?と。
「あなたが幼稚園の頃、これに似たような花を作ってぱっちんピンにくっつけて作った事あるよ」と言っても覚えていなかった。
当時はあんなに喜んでいたのに、親のしてあげた事なんてそんなものなのかもなぁ。
見ながら作って見る→なんか違う→似ている編み図検索→二、三回作って、元の編み図を応用してイメージに近づける
というのを繰り返すと大体元の編み図が無くても見たままを作れる。
増やし目の法則や、立体になった時の形を想像して作る過程が、編み物って意外と算数脳だなと思う。
そしてこの編み物はもちろん洋裁全般、はたまた調理や栄養、家計のやりくりなど、意外と家庭科は理数系なのだ。
それを当たり前にやって来た昭和のお母さんたち。
もし共働きが当たり前の現代だったら…子供を預けられて、旦那さんの理解やお姑さんや周りに気を使わずに子育てしながら働ける世の中だったら…めちゃくちゃ仕事のできるキャリアウーマンだったのではないかと思う。
そして今は認知症が進んで、大さじ一杯も量れない母の事を考える。
私は7年編んでなくても手は覚えていて、編み図そっちのけで、こんな花は3個くらいスイスイ編めた。
離れて暮らす母も増やし目は数えられなくても、手は覚えていてスイスイ編めたりしないもんだろうか。
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