自分の意見がはっきり言えません。

その友人は悩んでいた。
「自分の意見が、はっきり言えない」と。


ある人から、わざわざ個別チャットで
意見を聞かれたにも関わらず

どれも良いとは思えなくて、
でも、意見を言う勇気もなくて
なんとなくで返事をしてしまったと。


「それは相手の気持ちを慮る優しさがあるからだよね」とか
「周りに流されず自分の意見がちゃんと持てる強さがあるよね」とか

そんな褒め言葉も出てきたのだけど、


よくよく考えてみると

彼女は、「しっかりと意見が言えるタイプ。」


こちらも、そのしっかりはっきりとした意見が欲しくて
批判も覚悟の上で、彼女に意見を求めたくなるような人だった。

「え！言わなかったら、あんたの魅力激減やん！」

その人もきっと、
彼女には率直な意見を言って欲しかったんだろう。


もちろん、意見の伝え方とか、
相手を多少選ぶとかはあるかもしれないけど


信頼して聞いてきてくれてるのに、
肝心なところで、本音が言いたいのに言えないんじゃあ
良さを完全に握り潰してると感じた。


で、

これはみんなに当てはまるような気もした。


「その人らしさ」は色々あるけど、

- 意見をはっきり相手に伝えられる人
- 遊ぶように生きて、周りを楽しくさせる人
- とにかく分析して、正確なデータを出せる人
- コツコツ日々積み重ねて、自信をつけていける人


世間の正解・不正解じゃなくて
その人の魅力が1番出せる持ち場、ってものがあると思う。


そしてそれは、人目を気にしたり、罪悪感を感じたりして
その魅力に無理やり蓋をしていると、

「モヤモヤする違和感」となってちゃんと出てくるのだ。


かくいう私は、余白が何より大切だ！と言われ、
「何もしない週間」を設けてみたけど、できなかった。

日々何かをアウトプットしていないと気がすまない。
逆に頭も心も休まらない。

動いていることが私にとって心地よい、と気づくことができた。


ほんと、人によって魅力・心地よさは違う。

世間の「正解」はあくまで「参考」程度なのだ。


自分の心に素直に。
それでいいんだよ。