考え方のクセが違うと、こんなに違う!
おつかれさまです!
道浦です。
昨日夜、友人と飲んでいたはずの夫から、
駅前の路上で、知らない外国人のお兄さんたちと
ご機嫌にお酒を飲んでいる写真が届きました。
…お酒の力ってすごいですね。笑
さて
先日、一緒にコーチングセッションしている方が
素敵な気づきをおっしゃっていました。
「どんなことも、結局は捉え方次第」
今日はここを掘下げていきたいと思います。
レジリエンス教育などで、よく取り上げられる理論で、
「アルバート・エリスのABC理論」というものがあります。
これは、
A(出来事)が起きて
↓
それをB(認知)して
↓
結果的にC(結果・その出来事に対する反応)に結び付く
といった考え方。
言ってしまうと、
「起きた出来事自体(A)はまったく一緒でも、それをどう捉えるか(B)によって、結果・反応(C)は変わってくる」
というものです。
(ちなみにABC理論は、Activating events(出来事)、Belief(信念、認知)、Consequences(結果)の頭文字)
こうなると、捉え方(B)がとても重要なのですが、
ついつい偏った捉え方をしてしまう、代表的なパターンが4つあると言われています。
・「ねばならない」主義:「○○しなければならない」と思い込む
・悲観的志向 :「なにもかもうまくいかない」と思い込む
・非難・卑下的 :「私なんてそんなことできない」「あの人は○○だ」と思い込む
・欲求不満低耐性 :「こんな状況なんて耐えられない」と思い込む
この考え方のクセが、自身や相手の可能性を制限してしまうんですね。
私個人としては、この「どう捉えるか?」によって、
使う言葉や行動が変わってくることから、
ともすると人生を変えるくらい、
実はとても大事なお話だと思っています。
とはいえ手強いこの4つの「偏った捉え方」。
そこで出てきたのが、「反論 “Dispute” あるいは “Dialogue” 」と、「効果 “Effect” 」を加えた
ABCDE理論です。(よくそんな綺麗にアルファベットが並んだな…笑)
***
いよいよ、ややこしくなってきたので
例文でいきますね。
A出来事:やっかいで面倒な仕事ばかりやらされる
↓
B捉え方:あの上司は私を嫌っているに違いない
↓
C反応 :職場で意地悪されてつらい…
↓
D反論 :でもそれって実は、私の成長につながるから難しい仕事をくれたのでは?
↓
E効果 :この仕事は、成長できるチャンスかも!
こんな感じで、自分の捉え方は認めつつ、
違う視点からの「反論」をあえて出すことで、
その物事を異なる角度からも見られるようにした考え方です。
ちなみにコーチングでは、この「D反論」部分にあたる
「違う観点から考える問い」をお渡しすることが非常に多いです。
必ずやポジティブな思考にしよう!という訳ではないですが、
つい自分を追い込んでしまう「偏った捉え方」から開放されることで、
より生きやすくなれる、重要なポイントだと考えています。
もし何か闘っているものがあるときは、
このABCDE理論、ぜひ活用してみてください!
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