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【詩】夜中の目覚め

朦朧とした魂は
徐々に精細さを増す
メランコリーにうなされた日々に
天使が舞い降りる
一時の快楽に身を任せるつもりはない

夜半、予期せぬことに目覚めてしまった
透明なランプはふいにわたしの目を刺す
仕様がないから
キュビスムの絵に心を通わせる

今日のことは考えなくていい、
とあなたは囁く
そんなことはいかない、
と心の奥底で必死に叫ぶ
わたしのなかの小人
どうしようもない焦燥感と
満ち足りた充足感が
うまく溶け合う

日が昇って、
樹々たちが幽霊を吸収した後のことに
想いを馳せる
歪んだ朝は決してわたしを歓迎しない
途方に暮れて、わたしは
鏡に映るわたしに希望を託す

まだ闇夜の真っ只中にいる不純なわたし
朝は遠い
マルク・シャガールの「墓地」が
目に留まる

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