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【小説】魔女とユキ 第7章

こんばんは、nkmAです。

今日は続編を書いていきます。


【魔女とユキ】第7章


昼間までぐっすりと寝ていたユキは、寝室のふすまを開けました。

リビングに出たユキは目を丸くし、へなへなと座り込んでしまった。

目の前で起きていた光景は、段ボールの山を家にアケミおばあちゃんが運び込んでいたからだ。

「えっ!その段ボールの山は、なに?」

「あぁユキ起きたのかい、おはよう。段ボールの山はユキの荷物だよ」

「え?私の荷物がなんで?」

とユキは混乱していた。

するとアケミがアイスコーヒをそっとユキに渡しながら話始めたのだ。

「びっくりしたよね、ユキには言ってなかったけど、ユキのお母さんと相談して今日からおばちゃんの家に住むことになったから荷物が来たんだよ」

「え〜と、今日からおばちゃんと暮らすの?学校とかはどうなるの?」

「そのことは心配しなくて大丈夫、学校にはおばあちゃんの家で暮らすことになったから転校しますってお母さんが伝えてくれたから」

「え〜そうなんだ……ってことは魔法学校に通うんだよね」

と話をしている間に段ボールが開封されていた。

アケミが魔法を使っていたらしい。

「さぁユキ、物を浮かすときに使う魔法を覚えてるかい?」

「う〜ん、確か杖をたてに2回ふるんだったね」

と言いながら使っていると荷物は、あっという間におばあちゃんが用意してくれていたユキの部屋まで浮いていった。

片付けが終わった2人は、ふと窓を見たときには、すっかり夜になっていた。

ユキは思考が追い付かなかった1日に疲れ、自分へのベッドにダイブした。

すると、コンコンと扉を叩く音がしてアケミ部屋にが入ってきた。

そしてこう言った。

「ユキ、明日から新しい生活が始まって、私との修行も始まるから知りたい魔法があれば教えてね」と言って部屋を出ていった。

そんなおばあちゃんの言葉を聞いたユキは、どんな魔法を教えてもらおうか、友達も出来るかという、ワクワクと不安がおさまらないまま、夢の世界へと入ったのだった。

アケミはユキが使う教科書を探したあとぐっすり寝たのであった。


第8章へ続く


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