問題ラフ

RPG的「問題の倒し方」概論

中学受験の国語の問題。そこにはどんな要素があり、どんな技術を使えば解けるのか?まずは問題の種類をざっくり2つに分けよう。

知識系/読解系

国語マップ_ざっくり

「知識系」とは語彙力や文法的な知識など、「知っていれば」解ける問題。「読解系」は文字通り「本文を読んで、設問を解く」問題。複合的な問い方もある(たとえば、本文中の空欄に入れるのにふさわしい慣用句をえらぶ問題など)。

もう少し細かく見ると…

国語マップ_細分化

いっきに項目が増えた。けれど、学校によっては「必要ない」項目もある。ここで大切なのは、筋トレと同じように、漠然と鍛えるよりも「今自分がどこを鍛えているか」自覚したほうが力はつきやすい、ということだ。

では、どう設問に向き合っていけばよいか。RPGのたとえで説明する。

知識系は「アイテム」

基本的には多ければ多いほど良い。正しく使うとたちどころに問題を解決に導いてくれる。ただし、パズルや文法の一部は解くための技術も求められる。また、整理されていないと必要な場面で使えない

読解系は「戦略」

【読】まず、ジャンルを見極めたうえでそれに沿った読み方をする(=敵の群れについての予備知識を増やす)。

【解】次に、設問(=)の形式と内容から最適な解法(=敵を倒すのに最適な戦法)を選ぶ。解法には「汎用性は高いし難しいことを考えなくて良いけれどそこそこの効果のやり方」(=物理攻撃)もあれば、「限定された属性の敵に対して使えば効果バツグンのやり方」(=魔法)もある。ただしRPGと違って使用回数に制限はないので、ここぞという場面では同じ魔法を使いまくればよい(小説における心情説明題など)。

【読】と【解】が噛み合って、はじめて正答が得られる=敵を倒せるのだ。

まとめ

・中学受験国語の問題には「知識系」と「読解系」がある

・RPGでいえば「知識系」は「アイテム」、「読解系」は「戦略

・読解系は【読】と【解】それぞれのスキルが必要

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