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「繋がる」可能性を秘めた地域とアート

2022年12月17日から19日、現代アートを描く三村大悟くん(だいちゃん)を訪ね、長野県へと足を運びました。
撮影も兼ねたこのプチ旅行で感じた地域とアートのそれぞれの魅力についてまとめます。

長野県って素敵だな🦔💭

長野県の中でも、今回訪れたのは辰野町川島地区、そして私の地元にも近い佐久穂町の2拠点。きっかけは、3年前大学のフィールドワークで1年間を通して辰野町の地域活性化に関わっていたところから始まります。
辰野町は、大学進学で長野県を飛び出した私に、長野って素敵なところなんだと思わせてくれた場所でもあり、そしてこの町で当時小学5年生だっただいちゃんと出会いました。

アートの持つ力。

だいちゃんの描く絵にはうまく言葉にはできませんが、ぐっと惹きつけられるものがあります。一つ一つの作品が、だいちゃんが感じたものをそのまま表現されているというか、邪念のないダイナミックさがあり、私はそこに魅力を感じています。そんな、アーティストの顔と普段のあどけない表情や仕草とのギャップにも魅了されていました。
今回は、そんな魅力あふれるだいちゃんの作品もそしてだいちゃん自身を、世の中の色眼鏡を通して見るのではなく、私自身が魅了されたものそのものを伝えたいと思い撮影させていただきました。(東京藝術大学DOORプロジェクトの課題制作の一環でもあります。)

現在、だいちゃんは佐久穂町にある大日向中学校に通っています。そのため、現在はアトリエも佐久穂のお家に。この日はとても冷え込み、雪が降る寒い中、作品を描いてくれました。初めてみる制作の様子では、だいちゃんが表現するときに時々見せる真剣な眼差しを見ることができました。だいちゃん自身が何を感じて何を考えて書いているのかは計り知れませんが、迷いなく投げつけられる絵の具にも力強さを感じました。
ジャンルは違えど、普段0から生み出すことをしている私は、どれだけ捻り出してもアイデアが浮かばないときだらけですが、だいちゃんの描く姿はとても気持ちがよかったです。

アートから得るものを自分のものにする

そうして出来上がったのは「青鬼のアップル」という作品。今回は、だいちゃん自身も作品の一部となりました。
「言葉にできないけど、心が揺さぶれる」アートにはそんな力があるなと改めて感じました。ただ私の場合、感覚的な部分はずっと残っていますが、言葉にできないからこそ、アートから得た感情は何らかの方法でアウトプットしないと、追体験しづらくもどかしさだけが残ってしまうと思いました。この感情をどう次に繋げるのか、自分のものにしていくのは今後の課題ですね(笑)


地域やアートを通して人々が集う

そして、今回の旅では初めて冬の辰野町のを経験しました。「好き」を詰め込んだ空間から雪が見える。そしてそこに人々が集まり暖をとりながらこれからの未来について語り合う。些細な日常なのかもしれませんが、とても素敵だなと思いました。こんな素敵な空間を私もいつか創ってみたいと思いました。


地域ならではの感動体験

だいちゃんの描く絵にはだいちゃんがこれまで触れてきた辰野の自然や遊びが深く関係しているんだなと感じました。好きなことをどれだけできるか、楽しめるのかが表現にはとても重要であって、感動体験ができるのも地域ならではの資源だと感じました。

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