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”ネタ切れ”の乗り越え方|「100日以内に死ぬ広告運用者」の裏話的な何か

アミジャットの田島と申します。

フリーランスとして「リスティング広告運用」のお仕事をしています。

Twitterで「#100日以内に死ぬ広告運用者」というネタツイートを投稿していました。

最初にこのネタを始めたのはDAN爵さん(@NYUSQUARE)で、2020年1月21日から投稿を開始。以降、毎日ネタを投稿していましたが48日目(2020年3月8日)を最後にネタ投稿を終了。

そして2020年12月2日から私が引き継ぎ、49日目からのネタ投稿を再開。2021年1月22日に100日目のネタ投稿を迎え、なんとか100日分を完走できました。

「100日以内に死ぬ広告運用者」の投稿内容については下記のまとめサイトをご確認ください。

DAN爵さんも同様ですが、私も「100日以内に死ぬ広告運用者」の毎日のネタ出しにとても苦しみました。

このnoteでは、そもそも私が「100日以内に死ぬ広告運用者」を引き継いだ経緯や、途中でホントに『もう何にもネタが思いつかない…。ストレスも溜まるしそっと辞めよう…。』と、”ネタ切れ”したときにどうやって乗り越えたかをまとめます。

ほぼ日記みたいな感覚で書いていきますので、特にオチはないです。でも誤字、脱字は沢山あります。

そもそも元ネタの「100日後に死ぬワニ」をあまり知らなかった私

ちょうど「100日後に死ぬワニ」が流行りだした2020年1~2月頃から、私はTwittreを使うことを止めていました。”Twittre疲れ”とまではいかないものの、仕事が忙しかったり、コロナの話題でなんかツイートを見ることがしんどくなってきて、スマホからTwitterアプリも削除していました。3月は1ツイートのみ。

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なので「100日後に死ぬワニ」については、『なんか話題になってるらしい』と『なんか炎上したらしい』ぐらいの知識しかなかったです。

Twitterから離れていた間、ウェブ関連のトレンドは「運営堂メルマガ」で追いかけられるし、何かを調べたいときは「Yahoo!リアルタイム検索」を使っていたので、特に生活に困ることは無かったですね。

20年6月頃から仕事が暇になり『ちょっとまたブログを書こうか。ブログを書いたらTwitterで告知もしなきゃな』と、それに合わせてTwitterを再開し始めた感じです。

DAN爵さんから「100日以内に死ぬ広告運用者」を引き継いだ経緯

20年11月まではウェブ解析マスター認定講座を受けていてめちゃくちゃ忙しかったのですが、12月から急に暇になってしまい。で、DAN爵さんにチャットでやりとりしていた中で、

田島:『めちゃくちゃ暇っすわ。ヤバいっすわ。何かないっすか?』

DAN爵:『じゃあ「100日以内に死ぬ広告運用者」の続きをやります?』

田島:『「100日以内に死ぬ広告運用者」ってなんですか?』

DAN爵:『知らないんですか?当時はそこそこ盛り上がったネタですよ』

田島:『ちょっと調べますわ。あ、こんな感じのネタなんですね。でもこれ、DAN爵さんが再開した方がいいんじゃないっすか?私に変わると内容の雰囲気も変わっちゃいますし』

DAN爵:『いや、もうネタが出てこないんで引き継ぎます』

という感じで私が引き継いで再開することに。当初は「所詮は”あるあるネタ”でしょ」と、そこまネタ投稿が難しいとは思っていませんでした。

「100日以内に死ぬ広告運用者」の投稿ネタに存在していた謎の縛り

私が最初のネタを投稿する前に、DAN爵さんにネタの内容の確認をお願いしました。作風が急に変わるのも嫌だったので。

そのときのチャットのやりとりがコチラ。

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お題が「100日以内に死ぬ広告運用者」だったので、”めちゃくちゃ工数がかかる依頼が来てしまって死にそう”のノリでいいのかと思ったら、そうじゃなかった。

「主人公(広告運用者)がミスに気づいていない」というネタをツイートして、それを見た人が『これ、何がミスなんだろう?』と考える”進研ゼミ”の問題集みたいな内容を求められました。

DAN爵クソめんどくせぇ!!!って思いましたね。

その後も色々とネタの相談をし「100日以内に死ぬ広告運用者」の方向性を確認して、最初のネタ(49日目)を投稿。

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「主人公(広告運用者)がミスに気づいていない」って、結局は「設定を間違えた」「広告の仕様を勘違いしていた」の2パターンしかないんですよね。さらにDAN爵さんが投稿してきた48日間のネタを見てみたら、ほぼ出つくしているんですよね…。

「100日以内に死ぬ広告運用者」を引き継いだことを、初日から後悔しました。

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そりゃDAN爵さんも48日目で引退しますわ。ネタがないもん、無理ゲーだもん。

さらに自分で投稿内容に縛りを追加!「100日以内に死ぬ広告運用者」投稿ネタの裏側

ネタ出しが難しいのは分かっていたんですけど「これをネタにするのは禁止にしよう」と自分で決めていたルールが3つありました。私、変なところにこだわることが多いんですよね、性癖ですかね?

ルール1:”絶対にミス”と言えることだけをネタにする

例えば「GDNでアプリ除外をしていない」といったネタ。これだと『別にアプリ配信からでも成果はでるよ。アプリ除外はしなきゃダメなの?』といった指摘をしてくる人もいそうだなと。

これが、『お客様から「アプリ除外して」って依頼されてて、アプリ除外の設定を間違えていた』なら成立するんですけど、この情景をTwitterの140文字+画像で表現するのが意外と難しかったり…。ネタ内の本人(広告運用者)の説明口調が長くてまどろっこしくなるんですよね。

こんな感じに『確実に間違い』と言えるネタだけに絞りました。

ルール2:インチキやミスの誤魔化しネタは使わない

例えばこのネタ

こうゆう小ズルイ感じのテクニックって、そもそも広告の仕様をちゃんと把握していないと出来ないんですよね。実際にミスを誤魔化す運用者もベテランが多いですし。自分の中で「ドジってやらかす運用者が、細かな仕様を把握しているって矛盾が出てくるな」と思ったのでネタに使うのは禁止にしました。

ルール3:嫌な思いをする人が出そうなネタは使わない

まぁこれも線引きが難しいところなんですけどね…。たとえばこのネタ

このネタだと、分かる人にはどこの会社の何の話か分かっちゃうし、この動画講座で話している人が悪い人だと勘違いさる可能性があったり、「5年前の動画でも内容は良ければ役に立ちますよ!」みたいな議論になるもの嫌ですし。

私が投稿したネタを切っ掛けに、特定の会社や人に対する「悪口リプ」が生まれないように気を付けていました。

以上の3つのルールを自分で決めてました。映画「トランスポーター」の「契約厳守」「依頼者の名前は聞かない」「依頼品を開けない」と同じですね。

”ネタが無い”とはいえ、投稿開始から10日間ぐらいまで(20年12月11日あたり)は何とかなった

「ネタが無い」とは言いながらも、最初の10日間はネタのストックが3つはある状態でした。

このネタは自分でもよく思いついたなと。

ウェブ媒体の資料って「パーセントで比較」が多くないですか?ほんとに分かりにくいですよね。

20年12月12日あたりからネタ出し地獄の日々…。

このあたりでネタ切れしてきました。今日のネタを投稿した後に『あー、明日のネタを考えなきゃ』って感じの生活。明日のネタが決まっていないと不安で寝れない感じです。

この頃はTwitterで「#広告運用者あるある」や、昔流行った「#運用担当者死亡かるた」を見返してネタ探しをする日々でした。まぁ、なんとか明日のネタは思いつくっていうストック0のギリギリの状態でした。

ちなみに、この時期に投稿したネタ

自分でも「わかりにくいだろうな」と思ってましたが、もうネタが無いので投稿したやつです。これ、『考察コメントの使いまわしがダメ』って意味だと思われるかもしれませんが、実はそこじゃなくて「コロナ禍の影響」を「コロナ渦の影響」って”渦”と書き間違えているという、とても分かりにくいネタ。実際に私がレポートに「コロナ渦」と書いていたという実話のネタですw

20年12月22日あたりで、ホントに「100日以内に死ぬ広告運用者」を辞めようとしてた…。ストレスが半端ないって!

この時期はホントに地獄でした。ネット上の「あるあるネタ」を漁っても使えるようなネタがない。もちろん自分の頭の中からもネタが浮かばない。

この時期に投稿したネタがコチラ

ほんとにクオリティが酷い…。Twitter広告のターゲティングの間違いとかを思いつければ良かったんですけど、最近はTwitter広告の運用をやっていないのでアイデアが全く出てこず。

さらにこの翌日に投稿したネタもこれまた酷い…。

以前にDAN爵さんが投稿した「最適化100%」のネタにそのまま乗っかるという。『死亡まで30日』って書いてありますが、私自身はもう死亡してましたね…。

ほんとに投稿を辞めようと思ってました。「地球が爆発した:終わり」とか考えたんですけど、それ自体も寒いので、タイミングをみてしれっと自然消滅を考えてました。

たまたま見たYouTube動画を切っ掛けに、20年12月27日に『ネタ出し50本』を実施

中途半端に続いてたので「ここで辞めたら辞めたで中途半端で気持ち悪いよな…」という思いもあり、その後も騙し騙しでなんとかネタ投稿。あと、年末が近づいてきてたので『どうせ年末年始は誰もTwitterなんて観てないだろ。』と思うようになり、ネタ出しに苦しむ日々が続くものの、ちょっとだけ気が楽になり、続けられました。年末年始がなかったら、恐らく途中で辞めてましたね。

で、ネタ出しで苦しんでいるとき、たまたま見たYouTube動画が「勝俣かっちゃんねる」のこの動画。

この動画の9分あたりで、こんな会話が出てきます。

インタビュアー『勝俣さんは色々なトーク番組に出てますが、ネタ切れはしないんですか?』

勝俣さん『ネタ切れするときはあります。そんな時は「さんま御殿」に出たつもりになって、さんまさんから「なぁ、勝俣も〇〇〇のエピソードあるやろ?」と振られた場面を想像してネタを考えます。さんまさんに「無いです」は絶対に言えないので、なんとかネタを出そうと必死になると自分でも気づいていなかった今までの経験談が浮かんできます。』

と。単純に『やっぱり勝俣さん凄いな。そりゃダウンタウンDXにも毎週のように呼ばれるわ』と思いました。ちなにみ私は勝俣州和さんのファンではありません。

で、私もこれをやってみようと、12月27日に残りの日数分のネタ出しにチャレンジしました。具体的には「媒体のヘルプページ」「Twitter上でのウェブ広告に関するツイート」「色んな人が書いているリスティング広告ブログ」を眺めながら特定の用語や話題をピックアップ。

ピックアップしたお題に対して自分自身に、例えば『お前「リードフォーム表示オプション」で失敗したことあるやろ』と振って、自分で『あー、ありました。リンク先をお問い合わせフォームに設定するんだと勘違いしてましたね』と無理やり絞り出す感じ。

この時点ではネタが面白くなくても

「リードフォーム表示プション⇒リンク先をお問い合わせフォームに設定」

みないなメモをマイチャットに書き込んでいきました。ひとまず50項目を目標にピックアップしました。

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これをやるようになってから、ブログやヘルプで「広告関連の用語」が目に入ったときに、閃きみたいなものが出てくるようになりました。

1つ1つのネタは弱くても『これとこれを組み合わせたら面白くなるかも』とか思いついたり。

例えばこのネタ

「広告カスタマイザのフィードがズレてる」と「地域名キーワードの絞り込み部分一致にすべき場所を勘違い」を合わせたネタです。

あと、勝俣さんの動画とは別に、松本人志さんの「ひとりごっつ」という昔のテレビ番組の動画も見ていました。私も当時、テレビでリアルタイムで見てた番組で、今の「IPPONグランプリ」の原型ですね。松本人志さんが一人で「写真で一言」をどんどん答えていく感じで。

で、この「写真で一言」なんですけど、面白い回答もあれば、アレ?って回答もあり『松本人志でも全部が面白いネタなんて無理なんだら、私のネタがつまらなくても仕方ないでしょ。ネタのクオリティが低くいとか思われようが知るか!』と開き直りができて気が楽になりました。

実は「残り25日」の時点で、ネタのストックが30本以上はありました!

Twitter上では「ネタ作りがキツイ」と言ってましたが、実際はストックがあり(DAN爵さんにも1月19日まで伝えていなかったです)、あと「ネタが滑っても知るか!」と開き直ってましたので、正直なところ余裕でした。

『どのネタを度の順番で出そうか』とローテーションを考える余裕もありましたね。思ったよりも「いいね」が付いた日の次は、ちょっと自信のないネタを投稿したり、休日は弱いネタを回したり、と。

ネタにストックがあったので、運営堂メルマガで「Yahoo!の記号」のブログが取り上げられた日に、Yahoo!記号でよくある審査落ちのネタを投稿したり。

人間って心に余裕が出ると、余計なことを始めますね!

ネタにストックがあったので余裕をかましてました。

替え歌を投稿してみたり。

↓あいみょん:裸の心

↓DISH//:猫

↓DA PUMP:U.S.A.

#広告運用者あるあrねーよ という謎のハッシュタグを作ってツイートを始めたり。(現在も無意味に毎日投稿中)

自分の写真を切り抜いて朝の天気をお伝えしたり。(風景は実際に自宅から撮影した写真です)

「情熱大陸」をパロディーにした自作自演のインタビュー記事を書いたり。

ひっそりと #企業公式が毎朝プロレスネタを言い合う というハッシュタグで投稿も始めたり。

「100日以内に死ぬ広告運用者」のネタ出しに悩むストレスが無くなったら、今度は寂しさが出てくるという”パラドクス”ですね。人間にはある程度のストレスって必要ですよね。

「100日以内に死ぬ広告運用者」の100日目のネタ

100日目のネタ(オチ)は、DAN爵さんも私も全く考えていませんでした。そもそもストーリ形式の投稿でもないですし、どんな”事故ネタ”を投稿しても中途半端になるだろうな、と。

そのときのチャットのやり取り。

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100日目の失敗ネタは考えずに、まとめブログだけを書いて終わらせる予定でしたが、ブログを書いてるときにDAN爵さんの『ネズミ』の言葉を思い出し…。

せっかくなので「100日以内に死ぬ広告運用者」を始めたDAN爵さんに敬意を表して、こんな感じのまとめブログにしました。

まとめ

『ネタが全く浮かばない…』って状況からネタを絞り出すという体験ができて良かったです。アイデアが出たときに、アドレナリンも一緒にブワーって出てくる感覚を味わえました。皆さんも是非これを試してみて欲しいです。

とはいえ「100日以内に死ぬ広告運用者」は途中までホントにきつかったです。今後は「100日以内に死ぬ広告運用者」に費やした時間を、自分のホームページのブログ更新にあてていきます。

でもSEO狙いの「リスティング広告とは」みたいな、よく見かけるブログって書くのが苦手なんですよね。書いてる自分のモチベーションが上がらないというか…。とはいえ、外注のライターさんに記事作成お願いするのも嫌なんですよね。他人が書いた文章を自分のホームページに掲載するってのが、自分はちょっとダメで。自分のモチベーションを上げる方法を考えます。

まぁ今後、私のホームページで「リスティング広告とは」みたいなブログを見かけたら『あ、やってんなw』と思ってください。※ただ絶対に外注記事は載せないです。

おしまい。

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