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二次元への恋

私はテレビが嫌いで、理由はうるさいから、あと自分のペースでものを見れないから。だから漫画とか本は好きだけどアニメは自分のペースで見れないのであんまり好んで見てない。映画はペースに飲まれたいところもあるので、またちょっと別だけど。音楽とかもそうで、好きな曲ばっかりリピートで何回も聴いたり、聞きたいフレーズのところまで飛ばしたり、アウトロ削って次の曲いったりと、結構勝手な聞き方をしています。というわけで一人でいるときはほとんど自分からテレビをつけることはないです。

でも夫がすごいアニメに詳しくて、萌え〜とかじゃなくて監督とか演出とか映像技術とかそういうなんかテクニカルなところが好きらしくて、よくわからない。そしてその好きな監督の新作が発表されるたびに娘にも見せていて、我が家では6歳で立派なアニオタが仕上がった。

でも夫は、本当は「萌え〜」なんだろうなと思ってる。でも良い年のおっさんだから萌えを前面に出したらキモいということを理解していて多分テクニカルな方面に魅力を感じているフリをしているんだと踏んでいる。萌えの部分はなんなのか!?と何年も聞き出そうとしているが、メーテルとナウシカくらいしか名前が上がらない。絶対もっとこう、あるでしょう!あるに決まっている!

ちなみに私は二次元の人にかなり恋をしてきた遍歴がある。

最初はマイケルジャクソン。三次元ではないか。と思われたでしょう。でもアメリカ人なのでもはや二次元と言っても過言ではないくらい遠いです。これは三歳の時。母と父がマイケル好きで、母はスリラーもビートイットも完璧に踊れるのであります。うちでは父が徹底して母や子を褒めるスタイルの性格で、母が面白いことをしたり私がなんかやらかしたりすると、笑って喜んでくれるのです。母がマイケル踊ると「やっぱりママは最高だな」と言って、私が生意気なことを言うと「さすがあみいだ、あみいらしい」と笑って褒めてくれる。なので母と私と妹はとことんつけあがった気がします。父は観客に徹しているし、そして成功しても失敗しても必ず肯定してくれるので、どんどん面白いことをできるようにしようとした結果、私もかなり早い時期にマイケルは一通り踊れるようになりました。まあ完全に話が脱線したのですが、うちでは何かに誰かがハマるとそんな風にして全員で同じものにハマって楽しむという風習があります。

次にハマったのは、ビートルズのリンゴスターらしい。どうもよくわからんが、なんかリンゴスターがドラマに出ていたらしく、それを見て好きになったらしいです。足長おじさんと呼んでいて、記憶にもそのシルエットがあるが、事実だったのか疑わしい。今ちょっと調べて見たが、リンゴスターの出ていたドラマはこれっぽいです。

1989年からやっていたらしいし、時期的にもあってる。おそらくこれでありましょう。しかし興味がないのでこれ以上調べません。

次に好きになったのはいよいよ完全な二次元です!5歳くらいの時でしょうか、マリオに恋をしました。スーパーマリオワールドはもちろん全クリ。今思えばマリオの攻略本にしりあがり寿の四コマが載っていて、それで何かに目覚めた気がします。そしてなんか、ビデオと電話機みたいのがセットで売ってるマリオのおもちゃがあったんだけども、それで初めてマリオの肉声らしき肉声を聴いて、心底ときめきました。マリオ実在したんだ…!と興奮しました。

その後小学校に上がり、しばらくはセーラームーンやきんぎょ注意報!、神風怪盗ジャンヌなどを見て大人しくしておりました。

途中魔法陣グルグルなどにもハマってましたし、らんま1/2も好きでした。そう考えるとらんまは一生恋愛対象ですね。なので、ガンガンやサンデーなども読みました。

そしてついに恋愛感情が芽生えます。小五くらい、10歳ぐらいでしょうか、私は初めて、その時はっきり自覚する程の恋をしました。

相手は二次元でした。それはプレイステーションのゲーム、ファイナルファンタジー7の主人公クラウド・ストライフさんでした。こんなにカッコ良い人がこの世に存在するとは…と驚きました。野村哲也氏の描くキャラクタービジュアルに魅せられ、うおおおおお!!!!となりました。それまではFF5、FF6をやってきましたが、天野喜孝氏の抽象的なブワアアっとした絵から、野村哲也氏のキャラクターデザインのくっきりとした輪郭に変わった瞬間に何かが目覚めた気がします。



ゲームはあっという間にクリアしてしまいましたが、セーブデータをかなり細かく区切って作ってあり、いつでも見たいシーンのクラウドさんのデータを引き出せるようにしていました。ファミ通などの雑誌にとどまらず、攻略本、出版されているものを全て買いました。友達のお父さんに「こんなに攻略本買わないとクリアできないの…?」と言われましたが、オタクだとバレるんではないかとヒヤヒヤしました。二次元の人物に恋をしていることは自分でもやばいと思っていたらしく、隠そうとする節がありました。

そして当時はネットもないので、公式からのあまりにもの供給の少なさに、電撃プレイステーションという雑誌を買っていました。夫にその話をしたら「電撃プレイステーションはやばいわ」と言われました。そうだったんですね…。確かに野村哲也氏ではない誰かのFF7イラストが表紙の号が何回かありました。私はそこから十分な英気を養いました。

そしてその結果、当時流行っていたゲームについてはだいたい抑えることができました。こんなオタク活動をしているのは北海道釧路市の小五では自分だけだと思っていました。非常に恥ずかしく、そして楽しかったです。

その後、父がスラムダンクにはまりだして、少年ジャンプを購入し始めました。これは個人的にも20歳頃まで結局買い続けることになるのですが、まさに黄金期だったのでとてもジャンプには思い出があります。父は桜木花道にハマりすぎて、桜木花道のユニフォームを購入。そして一回ぐらい着てその後行方不明となりました。私がその頃ハマっていたのはすごいよ!マサルさん。マサルさんは一斉を風靡したシュールな漫画でしたが、私はマサル本人に恋をしていました。心底かっこいいと思っていました。

ここからしばらくジャンプキャラクターへの恋が始まります。

おそらく永遠に好きなのは、HUNTER×HUNTERのヒソカ。連載が未だ続いているということもあり、ヒソカは今後も供給がある予定なので楽しみです。大人になってもやはりヒソカの一挙一動から目が離せません。

あと似たところでいうと、この辺からちょっと恥ずかしいんですけど、アイシールド21のヒル魔。この辺りの傾向を知っていただくとわかるように、金髪で髪のツンツンしたちょっとワルそうで頭脳派みたいなキャラクターが好きなんだと自分でも理解しました。明稜帝梧桐勢十郎も好きでした。小六ぐらいですかね。この辺から完全絵を描くことを仕事にしたいと思うようになりました。

卒業文集の将来の夢、のところには憧れの野村哲也氏の職業であった「グラフィックデザイナー」と書きました。当時にしては斬新だったように思います。

中学校に入って以外にもルパン三世にハマりました。ですが私にはオタクネットワークがとにかくなかったので、腐女子的な楽しみ方を知らず、結果キャラクター単体を一筋に好きでいる、いわゆる「夢女子」というものに該当する生活をしていました。ルパン三世ではルパンが好きで、その頃発売されて結構売れたと思われるPUNCH THE MONKEY !というルパンオムニバスは気が狂いそうなほど聴いていて、父親に「そんなの聞き続けて何が楽しいの」と言われたのを覚えています。あの父からも見放される事態に…ルバンシリーズはファーストがもちろん好きなのですが、原作もかなり好きです。

その後水曜どうでしょうというもはや説明不要の伝説の北海道ローカル番組のミスター鈴井貴之氏に死ぬほどハマり、これはまた家族全員でハマり、毎日二、三時間のラジオ番組に家族総出でFAXを送りまくって読まれた回数を競ったり、釧路と札幌は車で7時間ほどでしたので、和商市場で買ったカニを鈴井氏にお届けに上がったりなどかなりアクティブにオタ活動をしましたが、この話はまた詳しく今度書こうと思います。当時、中学生のファンが珍しかったと思われ、鈴井氏にはかなり良くしていただき、鈴井さん的には「ありがとー」って感じだったと思うのですが、私は本気で恋をしていたので四六時中ミスター鈴井貴之氏のことを考えて中学校時代を過ごしました。最高に楽しかったひと時です。色々あったので今度詳しく書きますね。大泉さんやヤスケンとも数々の交流をしましたよ。今ではみんな全国区の俳優さんですもんね…こんなことになっているとは当時の私は想像もしませんでした。

あとはデスノートのLにはまったり…あともっと色々あった気がするけど思い出したら書きます…高校生の時は、チア部という陽キャの集まりみたいな部活に入っていましたが、練習が終わったあとこっそり図書室に通いつめて一日一冊ずつ、ブラックジャックを借りて家でめちゃくちゃ萌えていました。ブラックジャックが好きだったのです…

ちなみにこの頃ネットだけで見れるアニメで、ブラックジャックを放送していた記憶があるのですが、親に許諾を得て、当時なかなか勇気が必要だったネットアニメへの課金を許してもらいました。なぜかピノコの声が宇多田ヒカルである、という才能の無駄遣いというか、采配ミスのような感じがあり、眉をひそめた記憶があります。

恋愛や結婚もしましたが、二次元への愛というのは時に心の支えになり、ありがたいものです。30歳ごろからジョジョ5部のグイード•ミスタが好きになりました。

で今回何が書きたかったかというと、PS4で絶賛発売中のファイナルファンタジー7REMAKEが楽しすぎて死にそうって話なんですけど…もうここまできて力尽きたので、続きはまた今度書きたいと思います。今現在の自粛期間中にFF7Rに自分がどれだけ生きる希望をもらっているか、すでに34歳になりましたが、おかげさまで人生楽しく、このコロナ・コロナ・コロナ・の世界ィィィ〜!!!な、ご時世に肺炎だと診断されているのに毎日ハッピッピーで過ごせている感謝を書き連ねたかったんですが、色々書いていたらもうねんねの時間です…もう34歳だからねんねには勝てないのです…

あれ…?ほんとは娘がどうぶつの森で友達と可愛く自粛してることとか書きたかったんだけどな…どうぶつの森の中でお母さんごっこしてることとか…なんで自分の好きになったキャラクターの話をしてしまったのだろう…気が狂いましたね。

やっぱFF7ちょっとやって寝ます!!!!!




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