余裕のある人になりたい気持ち
TBSドラマ「夕暮れに、手を繋ぐ」にここ数週間心を奪われている。
映像も、音楽も、登場人物のファッションも10代、20代、もしかしたら30代の人だって「いいな」と感じてしまうと思う。
登場人物の悩みすらもキラキラして見える、
でもガツガツしてはいなくて、どこか穏やかさもあって
都会のキラキラした生活から喧騒を引いたような物語で、ポジティブな意味でとても羨ましく感じる作品。
その中で個人的に特に魅力的と感じているのがエンディングの広瀬すずのダンス姿だ。
可愛いはもちろんのこと、
表情や動きに遊び心があって、
見ててとても心地いい。
広瀬すずの役柄がそういう役柄なので、
演技としてやっているようにも見えるけど
広瀬すず自身もこんな人だったら素敵だな、こうなりたいなと同世代として憧れている。
私は基本的に余裕がない。
見通しが大事だし、
万一に備えてイメトレばかりしてるし、
何かあった時のための準備をしたところでその準備を信用しきる度胸もない。
もうこれは気質かもしれないけど、
でも私も広瀬すずのように
余裕がある人になりたい。
私が思う余裕がある人の特徴を
いくつか考えてみた。
遊び心がある
自己流にやってみたり、
アレンジを効かせてみたり。
どんな場面においても余裕がある人は
その余白で楽しい事や面白いことをする。
その余白が広ければ広いほど、
楽しいことや面白いことが増える。
私は大学の4年間を海外で過ごし、
英語も第二言語もままならないまま
毎日毎日論文やプレゼンをこなしていた。
私には余裕がなかった。
不安が沢山あって、
面白いことなんて考える暇もなく、
正しく、求められている事を着実にそれっぽくこなすことで精一杯だった。
一方で他の生徒は
感覚機器と心理の相関関係の授業で
「どうしてマックはあんなに美味しいのか」
というテーマでプレゼンしたり、
プレゼンの途中でワインを振る舞ってみたり、
なにやら自由に楽しそうにやっていた。
私はどちらかと言うと自分を自分で追い込むので、自分のスキル感に合わない環境に身を置いてヒーヒー言って過ごしてることが多いけれど、
自分のスキル感に合ってる環境で余白を増やしてあげる事が心を豊かにするのだろうとも思う。
多少のミスや失敗を恐れない
話は変わるが、
コンフィデンスマンJPというドラマも大好きだ。
主人公のダー子が
入念な計画を立てて、
悪徳なセレブたちを騙してお金を巻き上げる。
番組の中では
これはもう流石に逃げきれない、
みたいなシーンが多々出てくるが、
それも作戦のうちだったりすることがある。
間違いや失敗を
引き起こされたものではなく引き起こしたものに変換できる人はすごく余裕がある
何か不都合が起きた時に、
自分ならどうにかできると自信が持てる人のことを自己効力感が高い人と心理の分野ではいう。
自己肯定感という文字はよく最近耳にするし、
自分のことを自己肯定感が高いと思っている人は多々居ると思う。
では自己肯定感が高い人でも自己効力感が低いとどうなるか。
不都合な事態を人や環境のせいにしたり、
そこから目を背けることをする。
自己効力感と自己肯定感はセットで持っておけるといいと、そう感じている。