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暮らしのレシピ 2022春の回

第4回 レシピのない料理教室

1年ぶり?のレシピのない料理教室@c:hord hayama
今回は、épice cakeの水曜喫茶が終了後の午後13時よりスタート。
とても実りの多い幸せな時間でした。
その内容を少しご紹介。

〈今回はお味噌〉

兼ねてよりリクエストをいただいていた味噌仕込み
実は作業工程は簡単ながら
豆の浸水・炊き上げにとても時間がかかり
「レシピのない料理教室」という短時間でのワークショップに
どこまで対応できるかと思っていたけれど
規制があると人の脳は働くもの。

道具も最小限に
作業時間も最小限に
ということで
大豆は炊飯器のお粥モードで炊き上げ
塩切り(糀と塩を合わせる作業)と豆をつぶすのを
ひとつの漬物袋でやってのけるという
新しい方法を考えだし我ながら天才だと
いつもながらの自画自賛で逆境こそが私の糧であると再認識した次第。
思い込みって使い方次第で有効なんです。

〈菌の話でもりあがる〉

この日
参加者の中に腸内細菌の解析をしているという方がいて
私の関心はもっぱら菌にまっしぐらでした。

実はここ数ヶ月の間に症状がひどくなったドライアイを調べる中で
ドライアイではなく眼瞼痙攣という病名であることを突き止め
その過程でかかった脳神経眼科で
腸内細菌の話を聞いていたタイミング。
脳神経外科で腸内細菌の話というのも意外でしょうが
先生(この医師は先生と呼ぶに値すると思った)曰く
目に見える異常がなく(例えば目視・レントゲン・MRIなど)
検査でも異常なしと判断できるのに
症状がある場合(本人にだけわかる症状も含め)
体全体が完全体(正常運転)ではないということであり
健康を取りもどす行動そのものが治療だと。
深かった…

で、健康への近道は
生物最初の内臓器官である腸を整えることであり
腸内フローラを整えるのはどれくらい大切かと
腸内菌の状態がメンタル面にまで及ぼすさまざまな影響も聞かされ
最近は腸内細菌ビジネスすら盛んになっているとも聞かされた。
優れたバランスの腸内細菌を含む便を腸内に移植して治療するのは
もやは海外では積極的に行われていて
あの安倍晋三氏もこの移植によって健康を取り戻したひとりだそうな。

日本人の腸内環境(腸内細菌バランス)は
外国人からしたら驚くほど優れたものだそうで
ファスティングというものも
実は一旦腸内細菌をリセットし
その後に作り上げる細菌バランスがなにより重要と聞いて
これまでちょっと懐疑的だったファスティングにも興味が湧いたのでした。

〈バランスとは平均ではないというはなし〉

善玉菌・悪玉菌はよくきく名詞だけど
そこに日和見(ひよりみ)菌の存在。

この3つの菌のバランスはなんと
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
と聞かされてまたまたびっくり。

知らなかった私が無知なのかもだけれど
なんとなく
善玉菌がいっぱい(過半数とか?)が理想なのかと思っていた。
悪玉菌はないのがいいと思っていた。
悪玉菌は増えすぎるのはよくないけれど
ゼロでは他の菌が稼働しなくてダメなんだそう。
そして、善玉菌が多すぎでもがんばらなくなるとか。

それに、バランスをとるというと
必要なものが平均している状態に思っていた。
ところが
2:1:7
これが菌のベストバランスだとは。
平均値はたぶん学校や社会で刷り込まれた感覚で
自然のバランスには平均値よりも平衡を保つことが重要

思わず人間に当てはめてみたら
特に日和見菌が7割のあたり
なんだかちょっと納得してしまった。

いつか菌の話をもっと聞きたい!と思った1日でした。
暮らしの学校で取り上げたいな。

〈味噌を使った簡単な一品〉

さて
今回の簡単レシピは味噌のディップ。
ケータリングやランチで度々作っていたものなので
食べた人もいると思います。
生クリームやマスカルポーネに自家製味噌を混ぜただけ。
市販のお味噌でもきっと美味しいと思いますが
自家製の味噌を使うことで
簡単でありながら特別感が加わるのです。

〈材料〉
生クリーム200ml
味噌大さじ2くらい(味噌の塩分によってもかわるのでお好みで)
*使い残しの生クリームに適量味噌を加えるだけでOK
味噌の酵素で通常の生クリームよりも長持ちします。

〈作り方〉
両者よく混ぜて、かるくホイップ
(ホイップしてから味噌を混ぜても大丈夫です)
マスカルポーネを使う場合はホイップ不要。
調理時間1分以内。

この日は大根やにんじんなどの野菜スティックで試食していただいたけれど
パンや茹で野菜にもよく合います。
またパスタに絡めても。
クリームをマヨネーズに変えるとか
白味噌や赤味噌などに置き換えることで
また幅が広がる。

たぶん想像力が料理の幅を広げてくれるのだと思います。
だから美味しいものをいっぱい食べて
味の記憶を養えば
レシピはあとからついてくる。

食べるのが好きな人は料理上手と言われる所以もそこかなと。

美味しく腸内環境整えて
心身ともにおだやかに過ごしましょう〜

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