不可解事件簿、続・アンティーク
前回報告した富岡鉄斎のストーリー、実は後日談があったのだ。
親父がガサゴソと出してきた物は、まさしく本物であると、おふくろ様がお墨付きを出したのだ。
一時期は、額に入れて飾ってあったとの事だが、その時は既にかなり黒ずんでいたらしい。
それを、引っ越しか何かの際に、風呂場の上にほったらかして置いてあったのを、着物箪笥に仕舞い込んで現在に至っているという。(なぜ、そんな湿度の高いところに置いたかは不明らしい。)
ま、今となっては、国立美術館勤務の修復匠がバンザイをするぐら