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「すずらん」って可愛いけど毒あるよ!毒の種類と気をつけるべきこと。

スズランとは?

学名:Convallaria keiskei
科名:キジカクシ科
原産地:ヨーロッパ・アジアなど
日本に自生するスズラン(Convallaria keiskei)は、本州中部以北から北海道に分布する。一方、庭植えや切り花で流通しているものはドイツスズラン(Convallaria majalis)。
スズランの香りはとても良いため、バラ、ジャスミンとならんで三大フローラルノートと呼ばれる。また最近の研究では、スズランの香りには集中力を維持する効果があるとのこと。

スズランの毒

スズランは強心配糖体の「コンバラトキシン (convallatoxin)」「コンバラマリン (convallamarin)」「コンバロシド (convalloside) 」などを含んでいる。強心配糖体は細胞膜の ナトリウム・カリウムポンプ(sodium-potassium pump)を直接阻害する。これにより細胞内の浸透圧の維持、細胞の活性維持できなくなる。中毒症状は、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全などを起こす。重症の場合は死に至る。

スズラン事件

スズランをさしたコップの水を飲み、中毒症状になり死亡したケースがある。また、スズランの葉はギョウジャニンニクの葉に似ているため誤食し中毒になるケースもある。
綺麗ではあるけど、取り扱いには注意!小さい子供やペットの近くには置かない方がいいかも。



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