アメリカでの起業。一人で始めるフードビジネス編。
アメリカで得意な料理で起業したい!
健康な食べ物をみんなに提供したい!
日本の文化和食をもっと伝えたい!
大好きなケーキやパンをオーダー販売したい!
などなど得意なこと、パッションを活かして起業して、成功したい!
と思い事業を始めますよね。
私もそうです。
私もまだ成功できていない厨二病。
わからないけどもがき苦しみながら
しかし楽しみながら一歩一歩前に前進中。
しかし、料理が美味しくても芸術的で、
なおかつお客様がたくさんあなたを(私を)フォローしていても何故か利益が少なくてスタッフが雇えなくて自分もお給料が少ないなど経営的な問題が出てくるかもしれません。
ビジネスをやる以上はアーティスト的な感覚はもとより経営的なドライな感覚も持ち合わせていかなければいけない事はわかっています。
しかしこれを一人でやっていくのはとてもしんどい。
だから夫婦で又はパートナーとで分担している会社が多いのかと思います。
異国の地ニューヨークで独立独歩するのであればある程度の知識が必要になります。
無知は罪深いのです。
そしてまずアメリカで起業するためには会社を設立する必要があります。
私は飲食業についての目線でしか言えませんが
自分の経験、独断と偏見で紹介していきます。
勿論、設立時に会計士や弁護士に相談してください。
彼らでも人によって解釈が様々です。
アメリカには日本とはちょっと違った会社形態が4つか5つほどあります。
西海岸などでは会計のルールに違いがありますがNY主体で私の経験と感覚で述べていきます。
① C Corporation 株式会社
言わずと知れた株式会社。
日本からの融資、投資でビジネスをスタートさせるならこれになります。
ちなみに日本国籍のみで永住権やアメリカ国籍がないのでITIN(SSNを持たない非居住者向け個人用納税者番号)番号が必要になっていきます。
二重課税など個人ではデメリットもあるものの大きな企業や上場するつもりならば信頼性も高く良いと思いますが
個人で始めるフードビジネスと考えた際は個人的にNOです。
自分で全て行うのであれば設立費用$1〜ですが、時間の無駄なので会計士にお願いします。
約$300〜600
②LLC 合資会社
個人でスタートするにはこのLLCが1番のおすすめ形態。
メリットは会社の経費として節税できると同時にその会社の口座をわかりやすく言えば自分の財布のように使えるという点。
株式会社はお金の出し入れにとても厳しく金額が大きければIRSに突かれることもあると思います。
なので下す際は給与か、配当か、借金化と明記します。
しかし、LLCは口座から使っても問題ありません。
少しテキトーで結局会社と個人合わせてTax Returnをするので使っても大丈夫。
デメリットとしては初期設立経費が$300〜600+$2000と少しお高い。
この$2000は新聞に載せたりと必要経費なので会計士の儲けにはならないのでデスカウントもできない。
③S Corp
もし永住権もしくはアメリカ国籍をお持ちの場合はこのC -corpとLLCの合いの子のような形態を使うことができます。
私はこのビジネス形態で設立しており、安価で設立しやすく株式会社的な一面も持ちつつ、LLCのようなパススルー課税というLLCと同じ税制を使えるちょっと不思議なビジネス形態。
とても難しいのでこのYOUTUBEチャンネル添付しときます。
設立費用 $300〜600
✴︎パススルー課税とは??
パススルー課税とは、会社や事業所得を持つ個人が、その収益や損失を直接個人の所得として申告し、法人としての企業収益に対する二重課税を回避する仕組みのことを指します。
通常、法人が利益を上げた場合、その利益に対して法人税が課されます。そして、残った利益が株主に配当として支払われる際に、株主に対しても個人所得税が課されるため、企業の収益が二重に課税されることになります。
パススルー課税は、この二重課税を避けるために導入された制度で、会社や事業所得を持つ個人がその収益を直接個人の所得として申告することにより、法人税を回避します。つまり、会社や事業の利益は法人レベルで課税されず、直接株主や事業主の所得として課税される仕組みです。
詳しいことは設立時の会計士に質問となってしまうのですが
知っているからこそ的確に答えてくれるので基礎知識は必要です。
知らないとはいえ勝手にやれる分やってしまうと脱税になってしまうこともあります。
もし何も言わなければ会計士は無難な方法でファイリングします。
(語弊がありますが正しい方法でという意味)
と言って、脱税まがいなことを支持するオーナーもいます。
(勿論断られると思います)
しかし、税金の高いNYでは節税やどう経営していきたいのかということをしかり伝えて上手く健全な経営をしていかなければいけません。
そうでもしないとフードビジネスは難しい事は皆知っていますよね。
売り上げを上げてファンを作ると同時にそこも考えていかなければいけません。
料理を作っていくだけじゃ自分も世界も幸せに出来ない。
しかし勉強して理解すればいい。
とてもシンプルです。
備忘録でありつつもこの記事が読者の力になれれば幸いです。
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