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【漫画】池上俊一「動物裁判」を再現 ~内容、本の帯の宣伝効果も少し解説~

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というわけで
今日は池上俊一氏「動物裁判」から
気になったエピソードを
漫画で紹介しました!

動物裁判 (講談社現代新書)
池上 俊一
講談社
1990-09-17


動物裁判って何?
動物裁判とは、中世ヨーロッパなどにおいて行われた、人間に危害を加えるなどした動物の法的責任を問うために行われた裁判手続を指す。世俗法に基づく刑事裁判のほかにも、教会法に基づく裁判がある。 西洋における史料上確認できる動物裁判は、有罪となったものだけでも合計142件記録されている。
Wikipediaより)

あるひ
本屋さんに立ち寄って見かけた
「動物裁判」。
(本屋さんに行ったのは
今の時期より前の話です)
私は動物に興味がありましたし、
何より、本屋の担当者さんが書いたという
手書き感あふれる素敵な帯の
強いプッシュに負けて買った次第です。

今 話題の本ではないけれど
ハチャメチャにおもしろいので
どうにかもっと広く読まれたい新書!!
なんでそんなことするの!?コント!?
と実際の裁判のメチャクチャぶりと
バカバカしさにツッコみつつも、
西洋中世社会の知られざる一面を学べる
エンタメ教養新書です!!
未知のジャンルに出会うという
読書の醍醐味を教えてくれる1冊です。

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MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
新書担当・伊藤さんと文芸書担当・佐々木さんが書いたという帯。
豚のイラストもいい味だしてますよね!

この本、専門的に詳しく
動物裁判が語られているのですが、
それだけにやや小難しい印象で、
少し敷居が高くも感じたのですが
(もちろん読むと面白いんですけど)
それをここまでポップに、
親しみやすく宣伝した
この本の帯は
すごいんじゃないかと思います。

Twitterで検索すると
「この本読んだ」って人も
割といるみたいですし、
ヒットした本らしいですね。

ツイート引用させてもらいます!


画像検索すると
伊藤さんと佐々木さんが書いた
本の帯も出てくるくらいなので
帯の宣伝効果は高かったのでは
なんて考えます。
難しいものを
親しみやすく感じさせる…
これは今後
情報発信する上で
意識したいことだなと
思いました。

ということで、
現代新書編集部さんが書いた
紹介記事を貼っておきます。
梅田の書店で突然のヒット! 書店員さん激オシの『動物裁判』とは?

さて、
この本には
一番多く処刑されたブタのほか、
ウシ、イヌ、ネコ、ロバ、ヤギ、
昆虫、甲虫、モグラ、ジウムシ、ネズミ
など、
たくさんの裁判事例や、
文化的、宗教的な背景など
詳しく書かれています。

動物以外では
漫画のオチに使った鐘、
森など、
犯罪者の共犯とみなされた
なども有罪にされたそう。
真面目にやってたというのが
なんともシュール。
こうした人間以外のものも
人間が裁かれるのと
同じ手順で行われたそうです。

動物に殺された人や
処刑された動物を思うと
可哀想ではあるのですが、
未知のジャンルに出会う面白さを
味わることができる本だったと
思います。

この記事を見て
興味がわいた人は
ぜひ読んでみてください。

動物裁判 (講談社現代新書)
池上 俊一
講談社
1990-09-17


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