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わたしは「わたし」のままでいい。

ずっと「何者」かになりたいと思っていた。

誰かに かっこいい、スゴイと言われるような「何者」かになりたかった。

大学卒業後、それなりに大きな会社に就職して東京で働いていた。
海外と関わる仕事でバリバリ働くOLだった。
「地方から出てきて東京でバリバリ働くOL」
そのステイタスに満足していた。

でもそれも働き始めて4年目で終了。
心身のバランスを崩して敢え無くドロップアウト。
私は「無職の26歳」になった。

休職、静養の間に話が進み27歳で結婚した。
そして私は「主婦」になった。
でも当時はその肩書だけでは満足できずキャリアももう一度手にしたいと思っていた。
前職の経験を活かして海外と関わる仕事をできれば、と安易に考えていた。

しかし結局「地方の某企業で働く派遣社員 兼 主婦」となった。

モヤモヤしていた。
周りはキャリアを積み上げていく。
自分で稼いで自由に海外旅行へ行き欲しいものを買う。華やかな生活に見えた。

もしくは家庭を築き、子どもを持ちはじめていた。「母」になっていった。

なのに私は…「ナニモノ?」

キャリアもなければ、子どももできない。

ポツンと置いてけぼりになっている気がした。

当時はあらゆる人を妬み、羨み、醜かったと思う。
つらかった。
レールに乗れていない自分が惨めだった。

2年くらいは悶々としていたと思う。(なげぇ)
行き場のない気持ち。どっちつかずな状況。

でも落ちるところまで落ちて気付いた。

「私は私でいいんじゃない?」

気付くの遅いわって突っ込まれそうだけどやっと気付いた。
何の肩書もなくていい。
「わたし」でいいのだ。

そして周りは関係ない。
周りが母になろうとも、社長になろうとも。
私は私。
できることを、やるべきことを全うすればいいのだ。

それまでは「他人軸」で生きていた。
かっこよく見られたい、すごいと言われたい。
そういう自分に酔っていたい。
もちろんこれがモチベーションになることもあると思う。
でもこれが目的になるのはちょっと違う。
そういうのってきっと後から付いてくるんだ。

少しずつ「自分軸」で生きるようと挑戦しているタイミングでちょうどBTSに出会った。
「LOVE Myself」「Speak Yourself」
私が求めていたものだった。
自分を愛して、そして自分について話す。

まだまだLove Myselfが足りていないと思う。
まだまだ自分のことを話せる自信もない。

「わたし」はこれからだろう。
まずは「わたし」を知るところから。

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