見出し画像

ミートアップ・ディvol.2を開催しました

DTP Advent Calendar 2018、12/24(月)の記事です。

はじまり

全国各地にDTP・デザイン関連のコミュニティがあり、そこで勉強会が行われています。

しかし、富山で見つけれない……

それなら作っちゃおう!ということで、今年の春から、とやまデザインDTP勉強会を運営しています。

さいたまデザインDTP勉強会のワークショップにサテライトで参加したくて、hiyo32さんとその受け皿として名前を付けたのがはじまりでした。

やがて、DTPデザインについて話せる場も欲しいという声が高まり、今年9月に少人数の「ミートアップ・ディ」を企画しました。講師やテーマを立てずに、DTP・デザインの悩みを自由に話せる場です。

それが好評で、第2回もぜひという声に応えて開催する運びとなりました。

ミートアップ・ディvol.2の流れ

今回の会場も「イーラボ」
富山県小矢部市にある、ヤマシナ印刷さんの2階にあるコミュニティスペースです。ヤマシナ印刷さんは、とてもユニークな企画をたくさん立ち上げていらっしゃいます。

会場に足を運ばれた9名の方が、和やかに発言できるよう、次のように進めました。

まずは、自己紹介です。
映し出したテンプレートの順に、名前・呼ばれたい愛称・24時間にあった良いこと・今日はどんなことを得たいかを話します。そして、他の参加者は、「協力します」と惜しみない拍手を贈ります。徐々に緊張がほぐれ、和やかになっていきます。

次に、テーマを決めます。
各自、話題にしたいことを付箋に書いて、ホワイトボードに貼ってもらいます。それを読み上げながら、分類していくと方向性が見えてきます。

「デザインの引き出しの増やし方」
「InDesignのTips」
「DTP作業環境について」
今回は、この3つの話題が中心となりました。

最初に、頂いたメッセージを共有しました。
樋口泰行さん
と、伊達千代さんからの熱いメッセージを映し出して読み上げると、みるみる場の雰囲気が変わっていきました。「これを聞けただけでも来た甲斐があります」と、口々に喜びを語っていました。

伊達さんから、好奇心と探究心を持ってデザインの引き出しを充実させていく大切さ、楽しんでそれを組み合わせて形にしていくことをアドバイス頂きました。

樋口さんからは、「デザインスキルを上げるために必要なことは分析力」とのアドバイスを。デザインされたものを分析する習慣をつけ、さいたまのワークショップにぜひ参加したいと、皆さん受け止めていました。
(参考)ワークショップを続ける意味(樋口さんのnote)

それから、活発な情報交換が続きました。
「自分はこうしている」「この方法が良いと聞いた」「このように教えている」「この本が参考になりますよ」など、皆さん実体験を積極的に発言されていました。

InDesignのTipsでは、お~まちさんがIllustratorよりInDesignのほうが得意なことを実演してくださいました。とても分かりやすかったです。また、CS5.5を使っている人が、CCへ移行するメリットを聞いて、3日後に職場に導入しました。

今回の参加者へと、やもさんから「RGBとCMYKの関係」カードを頂いていたので、それを配り、次のサイトを紹介しました。
adobe Blog/思い通りに修正しよう!Photoshopの使い方〝詳細〟解説 ③
トーンカーブで色調のバランスを整える【トーンカーブ中編】


最後は、フォントかるたと、紙神経衰弱の話題で盛り上がりました。

情報交換の内容と感想を、参加された方がツイートされています。
emi.worksさんのまとめ①
emi.worksさんのまとめ②
なーぎさんの感想

話が尽きず、3時間の予定のところ30分延長しました。前回同様、終了時間を過ぎても皆さんまだまだ話足りない感じで、6時間は必要という声も出たくらいでした(笑)。

振り返って

主催者の2人が感じた、考えたことを3つ書いてみました。

1、場の大切さ
非営利・少人数で行う勉強会なので借りられる会場は限定されます。無償~少額で借りられる施設のなかから、来てもらいやすい場を選ぶことが大切だと思いました。

私たちが共有したいのは、学問としてのデザインや技術というよりは、業務に直結した「活きる」智恵です。職業としてデザインや印刷に関わる方々とお話ししたいと思いました。

今回は印刷会社さんの一室、しかもいろんな方に解放されているスペースということで社会人の方に安心して参加していただけたと思います。
(もちろん学生さんも大歓迎ですよ)

2、協力者の存在
情報交換と言っても、同じような年齢・経験の人が集まっても得られるものは少ないかもしれません。様々な経歴、職業、年齢の方が同じ場に集まることによって、その場でしか得られない貴重な意見を聞くことができます。

特にベテランの方の存在は頼もしく、進行の面からも何度も助けていただきました。また、ツイッターで告知を行った時もたくさんの方にリツイートしていただきました。

3、今後どうしたいか
たった数時間の勉強会に参加するだけでは、得られるものは多くありません。大切なのは、そこで得た知識をどう活用するか、自分をどう変えていくのかということ。

そう考えると、小規模の勉強会でもやれることがたくさんあるのではないか、と思っています。むしろ小さい規模の方が、自分を変えていくアウトプットをしやすい環境かもしれません。

例えば、
「数分のライトニングトークを行う」
「次回までの目標を定める」
「制作物を講評しあう」
「おすすめの本の内容を発表する」
「InDesignのミニ講座を開く」…などなど。

来年も、いろいろ考えていきたいと思っています。
皆さん、引き続きよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?