パニック障害と生きていくの話
1.完治でなく寛解
2.穏やかに生きていくために
3.制限があっても充実できる
1.完治でなく寛解
心療内科分野では完治という言葉は使わないようです。他の分野、例えば癌であったりなどでも使われるそうです。
まずこれだけは
症状が落ち着いて安定した状態
少し詳しく
「症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態です。このまま治る可能性もあります。場合によっては再発するかもしれません」
時間をかけてじっくりと
「病気の症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態です。このまま再発しないで,完全に治る可能性もあります。しかし,場合によっては再発する可能性もまだあるかもしれません。再発しないようによく様子を見ていただく必要があります。ですから,定期的に検査を受けたり,薬を飲んだりしてください」
こんな誤解がある
病気が完全に治った状態だと誤解されやすい。一時的に症状が軽くなったり消えたりしているのであって,治ったわけではないことを,伝える必要がある。(国立国語研究所のページより)
つまり、パニック障害に完治はないんです。寛解、若しくは治癒という言い方をします。
例えていうならパニック発作が起こらなくなることや広場恐怖が起こりづらくなることでしょうか。表面的に症状が発現しない状態で、謂わば小康状態のことを言うんですね。
だから
パニック障害とのよい付き合い方を見つけていく
というのが必要になってきます、たぶん一生。
2.穏やかに生きていくために
私には発作や予期不安、広場恐怖が出ないように予め出来ることはいくつかあるように思います。
•睡眠を十分にとる
•疲労を溜め込まない
•適度な運動を心がける
•呑みすぎない(そもそも呑むのイクナイっ!)
•自分の体調を気にしすぎない
簡単に出来そうにみえて、なかなか出来ないのよ、コイツら。特に体調が悪い日が続くと、毎朝起きた時に「今日はどうだろう?大丈夫かな?なんかそわそわするな……」なんて考えてしまうと、そのうち発作が起きたりします。
睡眠と飲酒はコントロールしようと思えばできることだから、しっかりしようと思います。
根底にあるのは
「薬飲んでるから大丈夫 一生飲み続けていいや」
という考えです。
前もって対処しておけば、大抵のことは乗り越えられるとなんとなく思っています。
3.制限があっても充実できる
苦手なことや出来そうになくても、何かをしたいなという気持ちをもったらそれを大切にしたいです。
すぐには実現できなさそうなことでも、いずれする為にこんなふうにしてみたらどうか?なんて頭の片隅においておくのがいいかもしれません。
今現在、症状に苦しんでいても、いつか時が来て出来なくなってしまったことがまた出来るようになり、少しづつ日常が戻ってきます。
パニック障害だから出来なくても仕様がないと言い訳にしたくない
出来ないことを数えるよりもやってみたいことを考えてみる
「だけど焦らない」
ちょっとした心がけで、事態が好転することもあるのです。
さて、説教じみた話はこれで終わります。
では、また。
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