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ラッキースカッチ

どうやら夢ではなかったようだ。
ちゃんと現実だった。
なんの話かというと、8年目にしてやっと親にいろんな方向の理解を得られたのだ。
これは私にとっては、下手したら今年1嬉しいことかもしれない。

具体的にいうと、精神疾患のこと。バイトを辞めてしまったこと。仕事の方向性の現段階のこと。夢を諦めて、次はどうしたいと
いうこと。この辺全て誤解をお互い解いてお話ができたのだ。

今までは、理解してもらえないと思って蓋をしていたし、頼りたくても頼れなかった。それが今度から解禁されると考えただけでも心はとても軽くなった。そしてそれと同時に隠すための嘘をつかなくてよくなった。

私は生粋の嘘が苦手な人間だ。それも相まって嘘を本当にするためにつく嘘がとてもストレスだ。それがなくなったのも私にとってはでかい。

そんな奇跡の起きた次の日が昨日だ。

ご飯にみんなで行くよという感じで起こされて、いつもなら家族が怖かったから、いろんな嘘つかなきゃだしつかれちゃうしで、断ってたと思う。

でも昨日は、とても行きたかった。少しいつもよりも身体も重かったけど、行きたかった。なんか楽しくなる気がした。

なので、私は「先に行ってて欲しい、後で準備してすぐ行く」と言った。前までなら「早く準備して」とか言われていたと思う。でも、今回は「まこ行くって!どこがいいの?」と私に聞いてくれた。

多分理由は私が食べれるもの食べられないものが日に寄りすぎるから選択肢の多い場所の方がいいからと考えたからだと思う。
「まこが選べる場所、食べられるものがある場所がいいでしょ?」と、でも私は、とてもとても優柔不断なので決められなくて「ママが行きたいのはどこ?」と質問で返した。
そしたら2つ提案されたので、和食メインの方のファミレスを選択してそこに決まった。

前までならこんな温厚に進んでなかったそんな気がする。聞いてくれることは今までもあったが、こんなに優しくてあったかいのは久々で本当に大事にしてもらえてる気がした。

和食のファミレスでのご飯も前よりも怖くなくなってた。家族でのご飯が怖くて怖くて仕方なかったけど、咀嚼音も前よりも気にならなくなっていた。

ストレスによる影響力って半端ないんだなと感じた。

強いていうなら、パパが無神経な発言をしてママを傷つけるシーンなどは変わることはなかった。まあでも、そりゃそうだこれに関しては対私の問題ではない。仕方ないと思うことにした。

ご飯を食べ終わった後も、私がポケモンの新作やDLCについてのプレゼンをしたり、家族が心なしか前よりも私の声に耳を傾けてくれるように感じた。気のせいかもしれないが、この感覚が大事な気がした。

私の家族は、パパ、ママ、弟、私の4人構成なのだがお店を出る頃には、眠くて帰りたい組と買い物したい組に分かれていた。

眠くて帰りたい組のパパと弟には先に帰ってもらい、買い物したい組の私とママは隣のスーパーにとりあえず目当てのものを探しに行った。

なにを探しに行ったのか。
それは、やげん軟骨とチェルシーだ。
この組み合わせなんだこれと思うと思う。
これだけみたらそりゃ私もそう感じる。

やげん軟骨においては、梅水晶を家で作れないのかなとTwitterにて聞いたところ鳥の軟骨を千切りにすれば作れますよと言われたのでそれが突然やりたくなったので探している。

チェルシーにおいては、先週の金曜日の深夜にやっていたラジオ【バナナマンのバナナムーンGold】というラジオに影響されて探していた。
ラジオの中でチェルシーの話題になって、久々に食べたくなった。

どちらにせよすぐ見つかると思った。

全然ない。
ヤゲン軟骨については1つのところでなかったので、近所のスーパー2軒に電話をして聞いたりもした。3店舗全滅だ。

チェルシーについては、100均2軒、スーパー2軒、ドラッグストア1軒全滅だった。箱はおろか袋の方もないとは正直びっくりした。

家に帰る道の方向でかたっぱしに入って探そうとなった。ここでも諦めの悪い私が発動していた。

どうせない。そう思いながら近所の激安スーパーに入る。鶏肉コーナーに目をこらす。ない、ない、ない…?ない。ないか……。

あった!!!!!!!!

ヤゲン軟骨が見つかったのだ。5軒目でやっと見つかった。諦めなくてよかった。6パックくらい置いてたので思わず2パック掴んでいた。

だがチェルシー5軒目でも無い。
最後に大きめのスーパーに全願いをかけて突入。どこのコーナーもほぼ無視をして、全力でお菓子コーナーへ向かう。
私よりも、ママの方が先に着いた。

「あっあっ!!まこちゃん!あるっち!!!」

とても笑ってしまった(笑)
確かにそれまでに、ラジオでのスカッチでのくだりが最高でという話をさんざんしてたが、早速変化球で投げて使ってくるなんてさすが私のママだなと感じた。

「あるっち!」で大爆笑しながら、袋のチェルシーを持ち、他に必要なものあるかなと確認しつつないなとなり帰ることにした。

ちなみに戦利品の様子だ。

帰ってから即効私は、梅水晶を作り出した。
梅水晶ってなかなかに手間のかかるのだ。
味付けもピンと来なくて、自分の舌と記憶を頼りにこれかな?あれかな?と必死だ。
南高梅を8個も贅沢に刻んで混ぜたのも優雅だった。

ちなみに作った梅水晶がこれだ。

美味しすぎて、もうほぼないのは笑ってしまう。ママもとても喜んで食べてくれた。

個人的に、最後の味付けをした時に味が決まりきらない点ときゅうりの青みの主張が激しくて納得いかなくてタッパーに詰めて冷蔵庫に押し込んだ。実際に出して食したのは、そこから1時間くらいだが少しでも寝かせることにより、味が馴染んでとてもまとまった味になった。

次回は、とびっ子の色がオレンジで激しかったのでたらこで代用したいなと思った。

チェルシーについては、3種類全部食べてみた。感想としては、私は1番ヨーグルトスカッチが好きだなと感じた。とはいえ、バタースカッチも美味しい。コーヒースカッチは、最初は苦いがそれを超えればだんだん美味しさが滲み出てきて美味しい。
そして何より全体的にシンプルな味で美味しくて優しい感じがした。

個人的に、チェルシーの箱型の単体味のバージョンがとても大好きなので、そちらも近々手に入れたいと考えている。

こんな感じで、久々に生きてると感じた1日だった。とても楽しかった。
今までこんなにひとつのことが変わるだけで景色や感覚が変わることは無かった。
やはりわたしにとって、家族というのは大きな存在で大事なものだったと再確認出来た。
急展開過ぎて長い夢かもしれないと少し不安にも感じていたが、これは夢じゃない。
現実と理解が追いついてきた。

とはいえ、理解をして貰えただけで自身の現状は変わってないので、これからも引き続き何事にも頑張っていきたい。

今年はラッキーガールかもしれない。
そうでありたい。
ラッキーガールで居続けてみせる。

では今日もこの辺で。

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