2024年3月13日の日記。『ビンテージでも味でもなかった』

※服を買い替えるタイミングが分からない、裾が破れれば流石に買い替えようと思うが、着られる限り永遠に着てしまうからだ。
しかし、家族から「そのジーンズ、ボロボロじゃない?」と指摘されると「これは、ビンテージみたいなもので、味だよ、味。」と口では言っていたが、姿見の鏡で確認して見ると、確かに汚くてボロボロだった。
一度そう見えてしまうと、今まで使い古された感がでていたジーンズが、途端に薄汚れたボロボロのジーンズに様変わりしてしまった。
12時を過ぎたシンデレラの如く、煌びやかな衣装が鳴りを潜めてボロボロの服に戻るように、私のジーンズが小汚い布切れへと変わってしまった。
その目線で見ると、今まで着ていたセーターとズボンが衣類としてレッドゾーンに突入している事が分かってきた。
流石にこれは緊急事態なので、服屋に足を運んで購入する事にした。
ズボンのサイズがいつも手間取ってしまう、一応サイズはメモしてきたが、ズボンの種類によっては同じサイズなのに全然合わないことがある。
セーターはMサイズなのに、厚手のトレーナーはLサイズなんて事もよくある。そのたびに「くそ、サイズめ!!」と奥歯を噛みしめている。

※今回、ジーンズ二着、セーター二着を購入した。
来月のクレジットカードの支払い代金を見ると立ち眩みを起こしそうになるが、そこは頼んだぞ、来月の私よ。

家に帰って、今まで着ていた服を廃棄した。
服を廃棄する時は、別れの寂しさと、ある種の爽快感が同時に押し寄せてくる。
長い期間使用していた服には、自分の念のような物が入り込んでいるような気がするので、廃棄する時は、長年使用していた脱臭剤を交換する感じにも似ている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?