乳児と引きこもり生活の末、気づきました。今日の言葉#2
もともと、私が結婚した時は、
夫はアメリカで修士を卒業したばかり。
そこから大学スタッフをしたり、
アシスタントをしながら博士課程の学生をしたり。
つまるところ、長い学生生活の中、
我が家は常にあまり余裕が無い。
40代にもなると、
ずっと会社勤めしてきた周りとの差は明らかで、
あれ?こんなに生活違うの?
と驚いたりする。
もう少しお金があればなぁ〜と思うことも多々あった。
子どもが、0歳の時、1歳の時に引越し、
引越し先は湖畔で、私は車を使えない日々。
お金があれば、こんなに苦労しなくても済むのに・・と
悩んでいた時期がある。
「お金を持っていたとしても同じですよ」
と、ある人に言われた。
最初は否定していたけど、じわじわ、もしかしたら、
そうなんじゃないかと考えるようになってる。
あの時、車を買う余裕があったとしても、
引越し業者を雇う余裕があったとしても、
もしかしたら同じように、私は何もできずに、
自分達でどうにかしようともがいて苦しんでいたかも。
夫の仕事や学業に帯同している妻は、
ビザ上働けないことが多かったり、言語等のハードルがあって
経済的に夫に頼りがち、頼らざるを得なくなり、
なかなか思い切って、自分の思うようにお金を使えない。
でも私はあの時の自分を振り返って、
あの時の経験を経て思うのは、
高くても何でも、生きる上で必要な物・事があるという事。
乳児との引越し作業なんて、本当に限られた時間しか動けない。
それに、引きこもり生活って、一気に落ち込んだりしなくて、
徐々に徐々に精神的に追い込まれていく。
特に小さい子どもがいると、
一人で面倒を見る、理不尽な子どもの対応をずっとする、
大人と話すチャンスが無い、
疲れ切って、何もしてないうちに一日が終わり、
また次の日が始まって、その繰り返し。
自分がどんどん小さくちっぽけな存在に思えてくる。
そして無力感が押し寄せる。
それは、健全な生活じゃないんだよ!
助けを求めなきゃいけない。何かを変えなきゃいけない。
長く続くと、心も体も回復するまで時間がかかる。
変えていくのは自分しかいない。
そう自分に教えてあげたい。
まず大切なのはマインド。
夫の仕事や学業に帯同してきても、
経済的に頼らざるを得なくても、
自分が生きる場所を、
自分が選んで行動していかなくてはいけない。
結局は自分の人生は自分で作る覚悟を決めなくてはいけない
んだよな、と。
そう思うと、逆に少しラクになる自分がいたのでした。
海外生活で得たマイ哲学。今日の言葉#2
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