働けないことにモヤモヤしていました。今日の言葉#17

日本で大学院に行って、
アメリカでも大学院に行って、
でも、結局私の人生で
私はほとんど組織で働いていない。
そのことに、
時々モヤモヤする。

約5年間の遠距離の後、
私は結婚して、
アメリカに来た。

30歳を前にして、
女性は仕事や結婚、
何を選ぶかとても難しい選択を迫られると思う。

まして、とても長くお付き合いを続けていると、
別れるということは、
とてもエネルギーのいるもので、
タイミングやきっかけも難しい。
あの時、すぐに結婚を決断せずに、
お付き合いを解消し、少し時間をおいて、
自分の本心に耳を傾ける時間を
もう少し取ってから、
答えを出しても良かったのではないか、
と思ったりもする。

アメリカに来てしばらくは、
新しい土地を楽しんでいた。
ここで自分が何ができるか、とワクワクしながら探していた。
でも、しばらくすると、
「自分が来たいわけでもないのに来た」
「アメリカにいてもできることがない」
「自分らしさを発揮できる場所がない」
と不満を募らせていた。

若い頃はわからなかったけれど、
「働く」ということを、
もっと人生の中で比重を置いて、
考えていれば良かったな、
と思う。

若気の至りです。

でも、そうやって、
何年も不満を抱えながらアメリカ生活をして
気がついたのは、

結局自分が全て選んだことだ、ということ。
誰にも、ああしろ、こうしろ、
なんて指図された覚えはない。
「アメリカに来たら?」
と言ってくれたのは、彼だけど、
決断したのは自分。
大学院に行ったらアメリカでも就職できるかも、
どうにかなるさ、と
甘い考えだったのも自分。

常に、動いていれば、何か起きる。
何かが導いてくれる、と思っていた。

もちろん、運命として、
自分がコントロールできないことは起こる。
でも自分の人生の舵を取るのは、
自分しかいない。
目指したい方向が見えていないと、
いつだって、荒波に簡単に飲まれてしまう。
海外生活していたら、尚更そう。

目指したい場所はどこなのか。
今の自分に何ができるのか。
気がついた今だからこそ、
ぼんやりと現れた自分軸を育てて、
はっきりしたものにしていきたい。

今日の言葉#17

モヤモヤしたからこそ、見える景色がある。
あの頃こうだったら、と思うことは、
今からでも始められることがある。

hana

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