なんの役にも立たないことをしたいと思っています。今日の言葉#46

ライター一田憲子さんの
外の音、内の香(そとのね、うちのか)
と言うブログを読んでいる。

毎日一つエッセイを読んでいる感じで、
何気ない暮らしの中の出来事に
ハッとさせられたり、
落ち着けたり、
一緒にその雰囲気を
楽しめて、心地よい。

今日の記事のタイトルは
なんの役にも立たないことを面白がる人になりたい!
だった。

最近、おんなじことを考えているなぁ
と嬉しくなった。

ふと、足を止めて振り返ると、確かに仕事はやりがいがあって、
いい仕事もたくさんさせていただいて幸せだったけれど、
何が楽しかったっけ?
と自分の内側に「残っているもの」を考えてみると「あれ?」と
キョロキョロしてしまいます。
年月が経っても、「あ〜、面白かった!」と思い出してニコニコしてしまうことって、
な〜んにも役に立たない、何にも「生産」しない、
「ただ楽しいだけ」の時間のような気がします。
ある朝ふと思いついて、弾丸で温泉に行ったこと、
高加水のパンを焼いて、めちゃくちゃおいしかったこと、
朝一で、夫と一緒に見に行った映画……。

一田憲子「外の音、内の香」

最近、考えているのは、
家事時間とアートの時間は、
仕事(ビジネス)とは別の価値観で
世界を見ることに繋がっているのではないか、と言うこと。

昨年から刺繍を始めたが、
それは、綺麗とか、隙間時間が使えるとか、
そう言うこともあるんだけれど、
続けたいと思っている理由の一つは、

時間がかかるから。
なかなか進まないから。
効率的でないから。

なのかもしれない。

効率を考えずに、のめり込む。
意味があるからやるのではなく、
ただ好きだからする。

そこから何かが見えてきたり、
それが実は幸せだったり、
それが実は生きることだったり、
しないかな、と

思ったりしている。

今日の言葉#46

なんの役にも立たないからやる、という価値もありそう

hana

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