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グリーンカード剥奪?ReEntry Permitってなに?

こんにちは、アメリカ法律相談です。

 今日はアメリカ永住権(グリーンカード)保持者が、アメリカを一時的に離れ、母国の日本などで長期滞在(ロングステイ、ご家族の介護、など)する際に気をつけておきたい話をしたいと思います。特に半年以上に渡ってアメリカ国外でロングステイを行う予定の方は是非お読みください。

グリーンカードを維持するための条件!?

 一度グリーンカードを取得してしまえば、犯罪などの大きなトラブルを起こさない限り大丈夫だろうと過信される方が多いのですが、厳密にはグリーンカードを維持するためには、以下の条件(より詳しい詳細は当記事の動画にて解説)を満たしていなければなりません。

滞在期間 183日以上(年間)

 つまり1年のうち、半年以上アメリカに居住していなければなりません。何度もアメリカと国外を出入りしているが、今まで問題になったことがないので大丈夫だろう。という方もいらっしゃいますが、アメリカへの入国審査やグリーンカードの更新時の承認可否はイミグレーションオフィサーと移民局の審査官の裁量であり、ご本人の経験や自己都合でOKと判断されるものではありません。いかなる理由があれど、滞在期間のルールを無視することはNGです。

長期でアメリカ国外に滞在する人はどうすれば良いか?

 では、どうしても半年以上、国外にロングステイする必要がある場合、どうすれば良いか?それはReEntry Permit (再入国許可)を取得すれば安心です。しかし、無期限でアメリカ国外に滞在できるわけではなく、期間や申請回数に制限があります。詳しい解説は、以下の解説動画をご覧ください。

ReEntry許可(再入国許可)について

それでは、また次回の投稿でお会いしましょう!


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