宝塚大劇場とたこ焼きと父

あけましておめでとうございます。
新しい1年が始まりました。

とってもとっても綺麗な青空の下、
宙組大劇場公演がスタート。
観劇日はまだ先なので、
元日はひとまず大劇場の空気を浴びに両親と散歩がてらぶらぶら。
休業中のフルール前には芹香さんの懐かしい公演ポスターが貼られている。
本当に懐かしい。
ガーシュインから大海賊まで主演9作品。
まぶしいくらい明るい配色の『MY HERO』『プロミセス・プロミセス』が
わくわくするので好きだったなぁ。

＊
一緒に散歩していた父の話。
父は宝塚を観ることはあるがヅカファンではない。
”フルールのたこ焼き”のファン。
そんな彼が
「お正月は大劇場にたこ焼きを食べに行くぞ！」と心に決めていた。
大晦日、私からたこ焼き終了と聞くまでは。

彼はいつから大劇場のたこ焼きファンになっていたのか？
詳細は知らない。
確かに大劇場のたこ焼きは昔からある。
あるにはあるが、
一緒に食べたことはないし、大劇場のたこ焼きの話をしたこともない。
はて？

ただ不思議だなと思うのは、
一緒に食べたことも話したこともないのに、
娘の私も子供のころから大劇場のたこ焼き＆明石焼きが1番好きだった。
なんならそれ以外のメニューはほとんど口にしたことがない。
好みって似るんだなぁとしみじみ思う2025年元日。

関西には美味しいたこ焼きなんてたくさんあるけれど、
大劇場のたこ焼きは、
大きくてやわらかくてあの場所で食べると
宝塚観に来たー！となるあの感じも含めて美味しいんだよね。

たこ焼きから退団のご挨拶もなかったので
しれっと再登場してほしい。