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【歌詞】肋骨(あばら)

(タイトル写真は浅井憲一さんの作品です。)

肋骨(あばら) 詞 とりふね 曲 留美
(「イキ ノ アリカ」浅井憲一作品展にて 2017.5.3.)

こんなに愛してしまっては
わたしは何処へももどれない
峰から降りる大風(おおかぜ)が
乾いた肋骨(あばら)を吹き抜けて
わたしを海に連れてきた

深い闇夜に浅く寝て
わたしの鼓動は鎮まらぬ
峰に分かるる横雲の
雨が肋骨(あばら)を濡らすとき
わたしは春に燃え上がる

(ぼうぼうぼう ぼうぼうぼう)

こんなに愛してしまっては
わたしは何処へももどれない
雲雀の歌に浮かれ出て
ほどけた肋骨(あばら)を打ち鳴らし
わたしは春を踊りゆく

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