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【歌詞】夢の浮橋(源氏物語宇治十帖)

夢の浮橋(源氏物語宇治十帖) 詞・曲 とりふね

はじめから 喪われていた恋
あのひとが 求めたのは幻

俯いて踏んだ影は
崩れゆき沈む
わたしの足よ

思いきり 泣くことも
できなかったの
抜け殻のまま佇む
夢の浮橋 夢の浮橋

朝霧に 隠されたままのこと
ゆく水に 流されぬままのもの
濡れる袖 夜明けの雨
つきぬける心 持ちたかった

思いきり 泣くことも
できなかったよ
暗い眼で ただ眺めた
夢の浮橋 夢の浮橋

語るほど 言葉は絶え
目の前の君が 見えなくなる

思いきり 抱くことも
できなかったよ
戻るも往くも かなわぬ
夢の浮橋 夢の浮橋
夢の浮橋

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