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ハタノワタル展「とまる」@代官山ヒルサイドテラス

代官山ヒルサイドテラスで開催されているハタノ ワタルさんの個展「とまる」。

ワタルさんと知り合ったのは、確か5〜6年前、書道のグループを通じてでした。
初めて会った時からワタルさんの創り出す世界に無性に惹かれて、ずっと追っかけしています。
ワタルさんの作品を初めて見た時から終始一貫して「重ねる」という表現が私の心に深い情感を与えてくれています。

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「重ねる」という行為は「時間」と関係しているのだと、ワタルさんは繰り返して話をしてくれます。

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ワタルさんを口説き落として2019年10月にフランスの田舎の一軒家ギャラリーで「Rencontre」という展覧会を共同開催しました。そこで展示されたワタルさんの作品は、これまでに見たことがないほど「重ね」られていました。見ていると何層にも重なった「時間」の空間の中に吸い込まれていくようで、過去も現在も未来も超えた世界に浮遊しているような感覚になったことを今でも鮮明に覚えています。

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今回の個展のテーマは「とまる」。
やはりそこには「時間」があります。
ややもすれば、「時間」は私たちの人生を駆け抜け、有機的な肉体は「時間」によって一喜一憂します。
「とまる」ことで過去も未来も今に集約し、「生きる」を実感するのかもしれないと、今回のワタルさんの個展「とまる」を訪れて思いました。

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個展は明日(10月17日)までです。
お花の演出や、新しい作品も随時追加されて、私が行った初日とは変化しているそうなので、明日の最終日にも足を運ぶつもりです。

皆さんも、どうぞ、ワタルさんの「とまる」に触れて、ご自身の「時間」を確かめてみてください。

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