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「シスター」の構成の美しさについて

私が敬愛するとあるロッカー様がnoteをはじめられたということで登録をしたというのは、所信表明でも記載しましたが、彼らを愛するきっかけとなった曲について、一度まとめておきたいなと思いました。

私が彼らというロックバンドそのものを好きになったのは、母がライブ「ロイヤルストレートフラッシュ」に連れて行ってくれたこと(この後母とともにドはまりする)なんですが、その前に彼らの曲に惚れてまして

母が「アゲハ蝶」「サウダージ」が好きだったため、幼い時分から彼らの楽曲に触れてきていたとは思います。
ただ、明確には彼らの曲を好きになったきっかけの曲は「シスター」です。

音楽聴くのは好きですが、詳しいことは分からないのでふわっとした話になりますが、シスターは曲調はどこか民族チックな哀愁漂うメロディで。そこに岡野さんの優しいボーカルが乗って。
という、そんな美しさもあるのですが、何よりも最初に衝撃を受けたのは歌詞でした。そして、この曲で最も美しいのも歌詞だと思います。

わたしが当時1番衝撃を受けたリリックは最後に引用させてもらうとして。
では、どんな所が美しい、あるいは素敵だなと感じるかというと。

・歌詞全体の構成が素敵
▶東、朝で始まり、西、たそがれで終わる対比
・色彩情報が(恐らく)意図的に散りばめられている
▶故に情景を想像しやすい。特に海の表現は秀逸
・直接的に描かれてないのにわかる歌の主人公の状況

などと、書きましたが、一言で言ってしまうと、
とにかく歌詞がひとつの物語みたいで美しい
これにつきます。

是非とも歌詞全文を読んで欲しいです。
小説には出せない歌詞ならではの美しさもありますが、構成はひとつの短編小説のようです。全て計算ずくでしょうね、彼の歌詞は。

一つだけ、ボーカルの話をするなら、
ぜひとも1番最後切ない歌い方をするボーカルに注目して欲しいです。胸がぎゅっとなります。
ぜひとも今の歌唱力でも聞いてみたい。
※個人的にロマポル神神でこの曲をやらなかったことには大きな意味があると思っていますが、その話はいつかまとまったらできたらなぁと。

それでは最後に、初聞きの時に衝撃を受けた歌詞を引用して、この話を終わりにします。
ぜひともシスターを聴いて沼に来てくださいね。

悲しみが友の様に語りかけてくる 永遠に寄りそって僕らは生きていく
数えきれない人の涙で夜明け前の海は今日も蒼い

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