見出し画像

切り絵の世界にどっぷり浸かってきた話

美術館に(あんまり)行かない25歳とこの絵本のような世界との出会いは、ビジネスホテルの出口でした。


こんにちは。Amenekoです。

ここしばらくnoteから離れておりました。漫画制作は順調です。生きてます。


お盆休み後半の話ですが、長野県を旅行する機会がございました。

久々に会う高校の同期と、宿はどこにでもあるようなビジネスホテルに泊まって(金がない)、長野の大自然を満喫しておりました。

長野県のビジネスホテルを出るときに、ふと目に入ったこちらのチラシ。


長野県では有名な諏訪湖や、蓼科高原周辺の情報が載っているもの。

このチラシを持って入ると、入場料などが割引になるよーっていうチラシです。


その中に、こんな面白そうな美術館が。

影絵・切り絵・ガラス・オルゴール美術館。


…うん、一体なんの美術館なんです?


割引がついてたので、気になったこちらの美術館に行ってまいりました!!


こちらの美術館では、切り絵師・藤城清治さんの作品を中心とした切り絵作品が展示されておりました。

(藤城さん本人については、こちらのサイトが詳しいのかな?)


今回は、その切り絵の世界にどっぷり浸かってきた話をしたいと思います。


口コミ確認

まず行く前に口コミを確認しました。(おい)

1人で行く時は興味のあるのはあんまり確認しないですぐ行っちゃうんですけど、今回は友人もいたので事前調査。


評価を調べてみると、まぁまぁ高かったです。

少なくとも、他の周りの美術館よりは。


口コミをみると、とても可愛らしい美術作品に触れられて良かった!!という声が。

うん、可愛い作品、見てみたい。


その一方で、10分くらいで全部回り終わってしまうという口コミも。

うーん、10分800円か…


しかしこの直前に富士急ハイランドに行って3分2000円という世界を体験していたこともあり私たちは美術館に行くことにしました(笑)


「しばらく動けなくなる」を体験した

序盤に全面鏡張りの空間に可愛い切り絵ワールドが広がっていました。

もうここで釘付けになってしまいました…


藤城さんの切り絵作品には、多くの小人が登場します。

小人たちが織りなす、光と影からできるワールド。

なんだこの異世界は…


光と影と書きましたが、微妙な色のグラデーションもあって、どうやってこれを作ってるのか?と思いながら部屋を進むと…

切り絵の制作についていろいろ書かれた資料がある部屋に。


さすがです(笑)

クリエイターさんなら、きっとこういうのを読むのが大好きなはず。


なんと、切り絵の制作にはカミソリを使っているそうで…

カミソリから、こんな広大な異世界を作ることができる、ということに人間の可能性の大きさを感じざるを得ませんでした

(誰がいうてんねん)


そして、

美術作品を見てしばらく動けない、感動を覚えるというのを生まれて初めて経験しました。


原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』で書いてたような。違ったっけ?

足が止まって見入る理由はよくわからないです。

自然と、動けなくなったのです。


「夕日とすすき」

「樹氷」

特にこの2作は見入ってしまいました。


撮影禁止だったので、皆さんも是非現地でご確認を。。

少し年季は入ってますが。


ちなみに、オルゴールは美術館の最後らへんで展示されていました。

美術館を出るとショップがあり、そこでガラス作品がたくさん売られていました。


たしかにオルゴールやガラスはありましたが、ここは藤城さんの作り出す『影絵の世界』美術館でした。


この美術館についてはこちらのURLをご覧ください。


切り絵がすごく綺麗で素晴らしかったというのはもちろんなのですが、

それよりも、なんとなくで持ってったホテルの出口の情報チラシからこの出会いがあったことに感動を覚えてしまいました。


今度から、少し周りを見ていかないと。

何か、面白い出会いがあるかもしれないし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?