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Amazonビデオ■重力ピエロ

今朝の東北の地震にはびっくりしました。
当時海外在住だったため東日本大震災を経験していないこともあり、地震系のニュースには弱いです。心配ですぐ泣くOLです。

以下、ネタバレを含んだ感想など。

Amazonビデオにて重力ピエロ(映画)を見ました。
ウォッチリストに大量に映画やらドラマやらが突っ込んであるのですが、「無料視聴がもうすぐ終了」になっていたので、慌てて見ました。

実はこの重力ピエロ、わたしにとってはちょっと思い出深い作品。
わたしの知り合いに「ハルちゃん」という人がいます。出会った時から「ハルって呼んで~」と言われていたので「ハルちゃん」と普通に呼んでいたのですが、出会ってからしばらくしてふと本名を聞いてみたら「山田タカシ」的な、「ハル」も「ハ」も「ル」も入ってない名前で仰天。
「重力ピエロの春がかっこよくて、俺、春みたいになりたいんだよ。だからハルって名乗ってる」
とのこと。
当時、「重力ピエロ」が何かもわからずブックオフで小説を購入して読みました。わたしが読んだ、伊坂幸太郎作品の一冊目になりました。
なるほど、ハルちゃんのハルは春だったわけねー。確かにかっこいいわ、と頷きながら読みました。(ちなみにいまだにハルちゃんって呼んでる)
伊坂幸太郎は、家族愛を描くのが上手いなあと思います。賛否両論あるかもしれないけれど、人間味あるあたたかさがわたしは好きです。
重力ピエロは、伊坂幸太郎を好きになったきっかけの作品。

時を経て映画化されたわけですが。
春は岡田将生。若くてひょろっとしたイケメンぽさ、いいねー。
ちょっと不機嫌になった時の顔が好きでした。
イケメンの不機嫌な顔、好きです。(途端に変態っぽい発言)
あと、夏子さんが吉高由里子だったのが意外。
整形して美人になった設定だったから、そりゃ美人が出てくるとは思ってたけど、ここまで美人を出してくるとは。
サラサラストレートヘアセンターパーツ、美人しか似合いません。

直前にケイゾクで渡部篤郎を見ていたんだけど、ケイゾクでは暴行事件被害者の兄という立場で加害者を恨む役、重力ピエロでは加害者の役。
演技が上手いので胸クソ悪さすごかったです。
相変わらず女性が乱暴をされるシーンが大の苦手なので、その間はお皿洗ってました←

全体としては「まあ映画にまとめるとしたらこうですよね」って感じでしたが、ラストシーンだけは不満。
父親のお葬式の後、火葬場から立ち上る煙を見ながら春と泉が農具小屋か何かでビールを飲もうとするシーンがあったと思うんだけど、やっぱりあれが最後じゃなきゃ納得できない。確か、その農具小屋の屋根から「春が落ちてきた」で終わるんだよね。一番いいシーンなのに。
あれをカットしてしまったのが残念でした。
映画化するにあたって、もうちょっといい作り方があったんじゃないかなあ。

でも、無料視聴が終了する前に見られてよかった。

余談ですが。
「本好きって言っときながら、伊坂幸太郎とか好き~とか言ってるやつとは俺仲良くなれねぇわ~w」
と豪語している人に告白されたことがありますが、
「あなたとはいろいろと合わないと思う」と振ったことがあります。

伊坂幸太郎は、いいよ。


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