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ホラー映画あるある(海外ver.)

ごきげんよう。雨宮はなです。
映画を観ていると必ず出てくる演出や、状況、人物設定ってありますよね。
ラブコメ、サスペンス、アクション…etc. etc. etc....各ジャンルそれぞれ。
もう、教科書があるんじゃないかっていうくらい。
そのなかでも、特にホラー映画ってそれがわかりやすいと思います。
今回は海外の「ホラー映画あるある」と、それがわかりやすく使われている映画を紹介します!

「あるある!」「そーなんだよねぇ」「わっかるぅ!」ってなってもらえたら嬉しいです。

あるある1.「怖い」というより「びっくり」

海外ホラーの恐怖演出としていちばん最初に思いつく「あるある」だと思います。
大きな音を立てるとか、いきなり現れるとか、不意を突いてびっくりさせるというのが基盤ですよね。

画面のどこか4分の1が不自然に空いてきたら要注意です。
他は、扉が急に閉まるとかお皿が割れるとか…でも、リンゴが握りつぶされるって現象は観たことがないですね。

あるある2.不安で不快になる旋律

登場人物たちにピンチが何かに追われていたりピンチが迫っている時に鳴るBGMって、だいたい細くて高い音を重ねたものが短く繰り返されるような音です。
不安になるだけでなく、不快になる旋律です。
黒板をひっかく音がずっと聞こえている感じ。
焦りや切羽詰まった感がわかりやすくなるし、バタバタともがく感じが一層強くなりますよね。

あれ系の旋律を一番最初に起用したのはどの作品なんだろう…。
その後何年にも渡ってホラー演出の基盤を作ったことになりますが、当時はきっとそんなこと思いもしなかったでしょうね。
「お、これはええぞ。自分、天才!」くらいは思ったかもしれないけど。

あるある3.屋根裏部屋と地下室が大好き

この場所が大好きなのは、主人公たちではなく作り手たちですが。
そのせいでヒントを求めて地下室に降り、屋根裏に上り…自分達で退路を断つことのなんと多いことか。
寝室とか書斎じゃダメなのかしら。

ネタを整える&閉鎖空間をつくるために郊外の一軒家や、山の中の別荘(ロッジ)を舞台にすることが多いけど、舞台が都心だったらどうなんだろう…とたまに考えます。
都心に屋根裏部屋やら地下室やらがあるような家って建ってるイメージが無いですからね。
それに近いのが『死霊館』シリーズの『アナベル』かなぁ。
でもあれも、途中までは郊外が舞台ですよね。

あるある4.軽率に「読んではいけないモノ」を読む

他人の日記、魔術書、そして、ラテン語!
情報収集が必要なのはわかるけど、どうして海外の人間って他人の日記を読みたがるのか。
これはホラーだけでなく、ホームドラマでも「隠していた日記を読まれた!」ってネタがよく使われていることから疑問に思っていることなのですが…。
彼らはプライバシーを重んじる民ではなかったのか…?

そして、意味が分からない文言を平気で音読する!
何が怖いって、それがいちばん怖い。
なんで用途のわからない呪文を唱えちゃうの?!
あれは本気で理解できないです。
ホラーな場面に自分がいるとわかったら、意味が分からない文言は唱えちゃだめ、ゼッタイ。
なぞなメモとか、日記に書かれてたら特に。
それがラテン語なら、なおさら。

その他の「あるある」

あまりにもたくさんあったので、別記事にまとめました。
→ホラー映画あるある(海外ver.)リスト

コメント欄で「こんなあるある、あるよねー」「ちなみにこの作品で使われてる」てきなご報告をいただけると嬉しいです!

ホラー映画「あるある」が使われている作品
『イット・フォローズ』

監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル
主演:マイカ・モンロー

これは、いろいろとモヤモヤが残るというか…考えることが多くて、それを楽しむホラー映画です。

これに使われている「あるある」は、
■まず、若い女性が死ぬ
■主人公は若い女性
■けが人に注意をとられがち
■穴を覗く
■どこかにすぐに移動できる/戻って来られると思っている
■襲われる可能性のある中でゆっくり動く
■声/音を立てる

ホラー映画「あるある」が使われている作品
『キャビン』

監督:ドリュー・ゴダード
出演:クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、
アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ

この映画が凄いのは映画初心者はもちろん、映画を普段から楽しんでいる人が何倍も楽しめる工夫がされていることです。
ホラー映画あるあるだけでなく、過去作品のキャラクターやモチーフが用いられてることです。

これに使われている「あるある」は、
■主人公は若い女性
■なぜか不安要素を出し抜ける/倒せる/勝てると思い込んでいる
■危険を感じ取りつつ地下へ行きたがる
■他人の日記を読む
■バラバラに行動する

怖がるよりも、「あるある」を探してしまうように

「洋物ホラーは平気なんです」でも書いているとおり、洋物ホラーがあまり怖く感じられないタイプの人間です。
その理由のひとつは、「あるある」を探してしまうようになったからではないかと思うのです。

「あ、この画角はそろそろ現れるな」
「その選択は後々厳しいことになるな」
「あ、この子、フラグ立ったわ」

「あるある」を見つけて先の展開を予想する面白さと、それによって怖さを感じにくくなる悲しさがあります。
全く何も考えずに観て楽しむのも、「あるある」を見つけて予想しながら楽しむのも、どちらも楽しいです。
1つの作品を少なくとも二度は楽しめるので、オススメしたい方法です。

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