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第七十八夜 『ダンベル何kg持てる?』

今宵はある謎を解明したので、それをお伝えしようと思う。

そのある謎というのは、経営者や管理職の多くはなぜジムに通い始めるのかという点である。
これがある朝、ジムでサウナで汗をかきながら時計を眺めている際に天啓のように理解できたのである。

おおよそジムに通う人間には何かしらの目標がある。
私であれば「美味しく罪悪感なくご飯を食べるため」と「仕事をやる前のルーティーンとすることで運動=
仕事と脳にインプットするため」である。ちなみに前者がその大半を占めている。

そのためか私はジムにて行うメニューは筋肉をつけるタイプのものではない。
先ず12分間のサウナで汗腺を開く。
次に10種類のストレッチを各種、10秒ずつ行う。
その後に腹筋ローラーを15回を2-3セット
最後にウォーキングを30分、傾斜を10度、速度を時速5.8kmで行う。

全てを終えるとそこまでの疲労感はないものの、汗によって体内の水分が循環した気になる。

そして、その朝私はジムにて最初のサウナで汗腺を開いている最中、12分計のを眺めていた。
「入ってから6分経ったか。折り返しだな。」

そんなこと考えていると不思議なことに気がつく。これは最近自身が会社の予算案を作成していたからかもしれない。

「全てが定量で設定ができる。」

そうトレーニングは時間、回数、強度その全てに単位がついているのである。
これは経営に非常によく似ていると思った。

より高い結果を求めれば負荷も重くなる。そんな点までそっくりだ。

では先人たちはそのためにトレーニングに勤しんでいるのであろうか。
そうではないのだろう。おそらく、定量でできるものが好きで、その中の一つがトレーニングなのであろう。

私が好きな資格試験も同様である。定量化されているものといのは、それ自体を行う上で管理がし易くストレスが少ない。

趣味としてはそういった類のものがいいのだろう。

などと考えて納得はしたものの、ただモテたいだけという層が一定数いたことを思い出し少し可笑しくなって笑えた。

サウナを出て汗を拭き、着替えてストレッチを始める。
「さて、今日は何を食べようかな。」

カッコつけてジムに通う理由を探してみたものの、定量か云々よりも、私は食欲に正直なだけなのかもしれない。

物語の続きはまた次の夜に…良い夢を。

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