湯気 11 あめじろう 2020年12月11日 15:11 ため息は白い湯気となって空に消えた。僕のそばを笑顔で走り抜ける子供達。吐き出されるのはため息ではないのに、同じように白い湯気となって空に消えていく。寒い空の下では温かさは湯気になる。僕はもう一度、大きく息を吐いた。ため息ではなく、かじかんだ手を温めるために。 #マンガ #絵本 #140字小説 #掌編 #四コマ漫画 11 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート