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掌編小説

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2019年1月の記事一覧

駅舎のストーブ

駅舎のストーブ

 雪深い田舎の小さな駅。待合室には冬になると石油ストーブが置かれます。

通勤、通学、旅行。様々な目的で毎日多くの人達がこの駅を訪れますが、外の凍てついた空気を背負った彼らは、このストーブの周りでぬくもりを分けてもらうのです。

大雪の日は、肩や頭に雪をのせた人々が駅舎のドアを開けます。顔を真っ赤にした雪だるまのようです。彼らはこのストーブに駆け寄り

「あったかいなぁ」

無意識のうちにこぼすの

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