夏の夜、私の唯一のモノクロ写真
一昨年の8月。
その日の流れで、行く予定ではなかった地元の花火大会へ行きました。
カメラは持ってきていたものの花火を撮ったことがなかった私は、既に打ち上げが始まっている中、撮り方を調べてカメラの設定をいじっていました。
目の前で綺麗な花火がどんどん上がっていくのに、下を向いて一生懸命カメラをかまっている自分。
たぶん焦って設定を間違えたのだと思います。
とりあえず撮ろうと試しにシャッターを切ってみると、全くそんなつもりなかったのになぜかモノクロで写っていました。
色鮮やかだった花火は白い光の花となり、それを見に来た人たちの様子も相まって、夏の夜の情緒が詰まった1枚になりました。
あとから編集でモノクロにしたわけではなく、撮った時点でモノクロだったので、写っている花火が実際どんな色だったのかは二度と分かりません。
そこがちょっと切ないような、でもそこがよさだと思っているお気に入りの一枚です。
先日久しぶりにこの写真を眺めていたのですが、こういう優しい雰囲気のモノクロ写真好きだなぁと思ったので、今度花火ではなくても何か暖かい光を入れてモノクロ撮影にチャレンジしてみたいです。
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