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意識していますか?会話での「質問力」

作業療法士として18年間
人の話を聞き続けてきました。

そのうち10年は精神科にいたので

「話を聞く」ことが
一番大事な業務でした。

年間延べ約1,000人の方に対して
一人当たり40分~60分話を聞いていたので、

1万回以上は人の話を聞いていることになります。
自分でもびっくり!

そして
わたしのお仕事の一つ
イラスト漫画を作る際に
インタビュー後によく言ってもらえるのが

「話を要約するのがうまい」
「頭を整理してくれる」でした。

「なんでそんな風に言われるんだろう?」
と不思議に思っていましたが

もしかするとそれは
私の「聞き方」にあるのかも?

ということで
今日は私が意識している「話の聞き方」について
お伝えしたいと思います。



「質問」していますか?

日常の中で話を聞く場面はたくさんありますが

今回は
大事な相談をされたり
壁打ち相手になった場面について考えていきます。

こういう場面で
結局何が大切なのか考えたとき…

やっぱり「質問力」なのかなと。

いや、もちろん他にも
大切なことはたくさんあると思います。

例えば

傾聴のスキル
共感力
表情や感情を汲み取る力など

でもね
どんなにこれらが完璧にできても

話の内容を勘違いして受け止めていたら
元も子もないんですよね。

だからこそ
話を整理する必要があるときは
質問や確認をします。

すこしでも話の内容に違和感や疑問を感じた時は
流さないこと。

そこで流しちゃうと
話の内容に対して
認識のずれが始まっていくので注意が必要です。


具体的な会話の流れ

会話の流れとしては

①話を聞く

②時々話を要約する

③分からない部分は質問する

④回答を要約する

⑤再び話を聞く


こんな流れで
話を聞き続けることが多いです。

会話の中に
要約や質問を入れていくのは

相手に対して
負担をかけているように感じるかもしれませんが

話の内容の確認になるだけでなく

「あなたの話に興味を持っています」
という意思表示になるし

相手もまた
新たな気づきや
状況を正しく確認できるチャンスにもなります。

だから
質問するのが苦手な人は

「相手を理解するために私は質問する」
と思ってみてください。

その行動が結果として
信頼関係を結ぶことに繋がっていきます。


文章にして気付いたこと

今回文章にしてみて

私って実はいろんなことを考えながら
人の話を聞いてきたんだなぁということでした。

きっと言語化はできていないけれど
感覚的にやっていることは無数にあるんだと思います。

自分が意識していることを発信するのは
すこし勇気が要りますが

これからも
経験や感性、大事にしていることなど
文章にまとめていきたいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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