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日商簿記検定1級を安易に受験するべきではない理由を語る

どうも雨降らしです。連日、日商簿記検定の広報活動のように取り上げていますが、本日も日本商工会議所主催の簿記検定について、徒然に記載いたします。
して、内容ですが

「日商簿記検定1級は安易に受験するべきではない」

というお話です。



なぜこのようなことを述べるかですが、それは、「合格することが極めて難しい」試験だからです。普通の学習をした場合、大半の方は合格できないと推測します。それなら、受験しない方がいい、もしくは本当に合格を目指すならかなりの覚悟、時間、費用が必要ということを知ってもらいたいと思います。

■なぜ日商簿記検定1級は「合格が極めて難しい」のか
この表現は少し正確ではありません。正しくは、日商簿記1級合格を目指して学習している方にとって、合格が極めて難しい、となります。

???かもしれませんが。
一体どういうことか、それは、「受験者層」に関連します。日商簿記1級は、純粋に1級合格を目指し、その範囲を学習している方たちが大半かと思います。

ただ、その他にも、税理士受験生や会計士受験生が腕試しとして受験してきます。この受験生達は、目標が1級合格のさらに先にあり、1級は通過点に過ぎません。実際、合格レベルの税理士・会計士受験生にとっては、1級で不合格になることはありえません(多分)。

もちろん、税理士受験生の場合、カバーしていない科目もあるものの、簿記会計面は圧倒的に優位でしょうし、会計士受験生においては、基礎答練レベルという感覚ではないでしょうか。

一方で日商1級の合格率は10%前後で推移しています。合格の枠は100人受験したら10人です。ただ、この10人の合格枠を税理士や会計士受験生組ががっつり奪い取っていきます。残った枠を日商1級合格目標の受験生が争う形になります。結果、表面上は合格率10%ですが、純粋に日商1級合格目標の受験生における合格率はもっと低くなるわけです。



少し強めの意見を記載しましたが、個人的見解としては間違っていないと考えています。実際、自分が受験してみての体感です。こういうのもなんですが、会計士受験生、特に合格レベルに達している方たちは、一部の天才を除けば学習時間は狂人です笑。そういう方たちが受験者層に混在する一方で、合格率が低い日商簿記1級は、他の検定試験とは一線を画す存在だと考えています。そのため、「日商簿記検定1級を安易に受験するべきではない」との結論を述べました。



そして、上記を読んでもなお日商1級を目指したい、合格したいんだという気持ちがあるなら、是非、挑戦してみてください。強い意志があれば目標は達成できる!はず。

雨降らし。

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