資格の難易度を○○○のみで語るほど愚かなことはない

いきなりですが、問題です。次の二つの内、難しいと考
えられる試験はどちらでしょうか?

1.合格率が7%   2.合格率が70%

.

.

.

答えは1.になるなら問題にはしていません。では2なのかというとそうでもなく…正しくは「この内容だけでは判断できない」となります。

少し騙し討ちのような感じになりましたが、事実そうなのです。これは私が会計士受験に挑戦する前に調べていて気づかされたことです。

ではなぜ「この内容だけでは判断できない」のか。それは受験者層が異なるからです。実は上記の合格率は、7%が会計士論文式試験(旧二次試験)のもの、70%が修了考査(旧三次試験)のものです。

ここで、会計士の試験制度を簡単にお話すると、現行試験では、マーク式の短答式試験、合格したら論文式試験、さらに合格したら一定要件を満たした上で修了考査、そこで合格後に会計士登録をしたら晴れて公認会計士を名乗ることができます。

ここまででタイトルの答えが見えています。どういうことかというと、勉強している者もいれば記念受験や合格レベルに明らかに達していない受験者も含む中の7%と、既に7パーセントの難関を突破した者からさらに30%落ちる試験で、どちらが難しいかという話です。

答えは明白ではないでしょうか?

資格の難易度を合格率のみで語るほど愚かなことはない

雨降らし。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?