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日商簿記検定1級に簡単に合格する方法

…があるなら苦労に越したことはない!
と言いつつ、本当にないかと言われればひとつだけ思い当たる方法があります。この方法を取れば、日商簿記1級は余裕で合格するはずです。実際、私も合格しました…ただし、おすすめはしません。なぜおすすめしないかも含め、今日のお話です。



実は私、2回、日商簿記1級を受験しています。もう何年も前ですが…
・1度目は確か原価計算でやらかして足切り不合格
・2度目は時間をかなり残して簡単に合格
だったと記憶しています。2度目の合格した時の話は後述するとして、まずは1度目のお話。

これは大学時代に就職のためにと日商簿記を勉強したのが始まりです。そこで、3級、2級と合格し、どうせなら一番難しい1級まで取得しようと考えたのがきっかけでした。2級までは独学で何とかなりましたが、1級はテキストを見て専門学校に通った方が早いと判断し、通学しました。
…結果、惨敗でしたが笑
足切りはもちろん、それ以外もなかなかひどい点数だったと記憶しています…時間はない、計算ミスもある、焦りで頭は回らない…確か専門学校にも通ったはずですが。

そこで悟ったのは「1級は別次元」ということです。簿記、会計は難しい…凹んだことをよく覚えています。

そこから数年。いろいろなきっかけがあり会計士を目指すことに。当然、合格を目指していましたが、それが叶わなかった時は就職するつもりでした。しかし、不合格だった場合、何も残らないため、取れる資格は取ろうと考え、会計士試験の学習で対応できるもの=税理士試験の簿記論や財務諸表論、また、日商簿記1級を受験しました。日商1級については、これが2度目の挑戦でした。



結果は、余裕の合格。大袈裟でもなくです。試験中に自己採点も行い、合格ラインに達していると確信しつつ、時間も余ったことを記憶しています。



さて、ここまでで何が言いたいかというと…1度目と2度目で違う点を考えれば答えがわかるでしょうか。それは、
「レベル」
です。単純に、自身のレベルが上がっていただけです。どういうことかというと、1回目の挑戦では、日商1級合格コースを受講し、日商1級の合格ライン突破に照準を合わせて学習しました。おそらくきちんと学習すれば日商1級合格ラインの少し上の実力が付くカリキュラムなのではと思います。ま、ある意味当然ですが…

では2度目というと、あくまで目標は会計士合格です。日商簿記1級は会計士試験前の腕試し、試験の空気を経験するために準備運動的位置づけでした。実際、試験内容も会計士の授業の基礎答練レベルのものだったと記憶しています。結果、合格して当たり前となります。ちなみに、同じく勉強していた会計士受験仲間も全員合格していました。
おそらく、この時の私のレベルは日商1級合格ラインのはるか上、会計士合格ラインの少し下くらいだったのではと思います。こう考えると受かって当然だったな、と。



ということで、改めてですが。日商簿記検定1級に簡単に合格する方法の答えは、
「会計士講座を受講し会計士合格レベルまで勉強する」
です。
…聞きたいのはそういうことじゃないという声や、
いろいろなモノを投げられそうな答えですが…
これが事実です。結局、難易度の高い資格試験ほど、近道はなし!という事実。
ちなみに、ここまで言っておいてなんですが、会計士試験の腕試し等ではなく、日商簿記1級合格を目指す受験は、個人的におすすめしません…その理由はまた別途。

雨降らし。

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