仕事ばかりの人生でよいのか?を問う経験書
気分転換に、ようやく読了した本を紹介する。
1月、大型書店で1冊の洋書に出会った
原題 How Starbucks Saved My Life
1月のはじめ、むすめと2人で大きな本屋に出かけた。
むすめは
KUMONのシールブックが欲しい!
はらぺこあおむしの仕掛け絵本が欲しい!と次々に欲しいものを手に取り、
わたしも
パンどろぼうの最新作、おにぎりぼうやを手に取った。
さあ会計に行こう、と思った通り道に、英語のペーパーバックが並んでおり、目についたのがHow Starbucks Saved My Lifeだ。
Before:わたしのもつスタバのイメージ
街のおしゃれなカフェ。
Mac Bookを持ってヘッドホンをして何やら勉強しているおしゃれな人たち。
これがわたしのもつスタバのイメージだ。
実は学生時代にスタバのアルバイトの申し込みをしたことがある。
結果は見送り。覇気もなく、頭でっかち、カフェのアルバイトはどう言うものだろうか、と言う好奇心での応募では、採用されるはずもない。
その時に面談していただいたマネージャーの方が教えてくれたのは、日本は世界のStarucksの中でも素晴らしいサービス提供をする国の一つだ、ということ。
留学中に先輩友人と共にニューヨークに訪れた際のスタバが非常に素晴らしい応対だったと言う話をしたら、マネージャさんは日本は素晴らしいのですよ、と教えてくれた。
あの、、、ニューヨークも素敵でしたよ、と思った当時のわたしには、まったくご縁がなかったのだろう。
舞台はニューヨーク、マンハッタン
Starbucks Saved My Lifeの舞台はニューヨーク、マンハッタンだ。
表紙に赤いラベルがついていた。
留学中の旅で訪れたのは5月初旬、初夏を感じる気候のニューヨークだった。
これならサクッと読めるかもしれない。
懐かしいな、と思い、本を手に取った。
(まだ洋書は読み終えていない)
多読について調べたことで、邦題:ラテに感謝!を図書館で借りることにしたのは、2月の中旬だ。ちょうど図書館は点検期間に入っていたため、1ヶ月ほど借りることができた。
邦題を読んで
何やっているんだ、おじさん、と思う箇所もあり、それを含めてドラマチックな話だ。
大きく成長した子どもたちがスタバで働く父親に会いにくる、懸命にレジ、掃除、提供などスターバックスのパートナーとして働く父親は、かつての広告会社のエリートだった父親の姿とは少し違うふうに見えただろう。
1月に読了した小説、「3千円の使いかた」のおばあちゃんに通づるものを感じた。
「行動を生む!学びのリスト」に書いた
2月中旬、健康診断の待ち時間に読んだ。
いくら会社や上司、クライアントの指示通りに無理難題をこなしていたとしても、年老いて、それなりの給料をもらったある瞬間、著者は25年間働いたある日、リストラされるという事実。
7年ほど自分の自己研鑽だ、と決めて、あらゆる時間帯に生きてきたが、子育てをする中で、自分にとって大切なものごとの順番が変わった。
きっと3年3ヶ月の育休中のラスト3ヶ月でこの本に出会えたのは、「働きすぎ注意、自分の人生を歩め」と言うお告げなのかもしれない。
After:Starbucksのイメージは少し変わった
本書を読んで、少しStarbucksのイメージは良い方向に変わった。
なにぶんアルバイト見送りから、いち消費者のまま過ごしてきたが、振り返るとスターバックスで働くパートナーのみなさんは非常にいきいきと働いている。
この本はニューヨークが舞台で、アメリカのスターバックス社の考えや仕組みが元となっていて、スターバックス日本の考え方や取り組みとは少し異なる部分もあるかもしれない。
わたしが共感した最高の対応をしてくれたスターバックスは、まさに本書と同じニューヨークだ。本を通して、懐かしさが込み上げてきた。
読んでいたら、ニューヨークでブロードウェイをまた見たい、
と言う夢を描きはじめた日曜日。
健康診断帰りにスタバで購入したスプリングシーズンブレンドを淹れよう。
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