見出し画像

何ものにも変え難い唯一の存在


子どもの頃、初めて読んだ漫画がドラゴンボールとDr.スランプアラレちゃんだった。

人生で初めて「のめり込む」という経験をさせてくれた。ジャンプは世代じゃなかったけど家にコミックがあったからアニメも見つつ夢中になったのを鮮明に覚えている。
みんな悟空が好きだったけど私はライバルのベジータが一番好きだった。

中学生の時、仲の良かった友達と毎朝ドラゴンボールの話をしながら登校してた。
私はドラゴンボールの全く展開の読めないストーリー、数々の技、次々現れるとんでもない敵達と同じくらい実はギャグ要素が挟み込まれているところも大好きで、当時の恋バナなんて無縁の世界はとんでもなく心地よかった。


上京して人付き合いが増えてドラゴンボールが好きだと言うと不思議と縁が増えた。
話しかけてくれる人と出会えてそれも嬉しかった。
浜崎あゆみのシングルがドラゴンボール実写映画版の主題歌になってCDに鳥山明先生作の浜崎あゆみが描かれているのを見た時、好きと好きがコラボするという狂喜乱舞したくなるような気持ちも忘れられない。


訃報のニュースは衝撃だった。
しばらく声が出なかった。

幅広い世代に、世界に愛されて
たくさんの人の心に爪痕を残した偉大な漫画家さんの中には
手塚治虫、藤子F不二雄、また鳥山明先生も含め40〜60代で亡くなる人が多い。
命を削って、身を犠牲にしながら届けてくれていたんだなと感じる。

存命の漫画家さんたちも必死に寝る間を惜しんで自分が漫画から受けたものを鶴の恩返しのように読者にひたすら与え生み出してくれている。

形に残したものは心にもちゃんと残る。


鳥山明先生ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?