見出し画像

ちょいと、失礼します。


毎日寝る前に1日を振り返るとぞっとする。
何にもしてないわけじゃない。
家事をしたり本読んだり買い物をしたり。時々仕事をしたり。
なのに虚無感が襲ってくる。

何にもしてない事も悪い事じゃない。
寧ろ自分休息できるてるじゃん!って褒めても良い位なのに空っぽな自分を感じて周りのまともな人たちと比べてしまう。
生きるだけで簡単に息切れする。
まともとは。

自分は仕事が長続きしないし業種もバラバラで
履歴書書いたり他人に経歴を始めとした関心を持たれるとそれだけで家に帰りたくなる。
やり直せるなら二十歳くらいからやり直したい。
いや、やっぱりいい。それもそれで怠い。

周りに人がそんなにいないけど少なくとも同世代の友達はみんな結婚、出産を経てそれぞれの世界線を生きている。
新卒から同じ会社に長く勤めてキャリアを得ている人もたくさんいる。
私も私なりに「まともな社会人」になりたくて精一杯擬態してみたけれど毎日帰り道は泥のような身体を引きずりバスに乗り死んだ目をしながらスーパーのお惣菜コーナーで値引シールがついた商品を探し徘徊する妖怪と化した。
ピンピンしながら仕事する周りが本気で信じられなかったし土日は平日出来ない用事を済ますのに必死で終わる。

まともな社会人とはなんぞや?と項垂れながら相談したメンタルクリニックの主治医に
アナタニハムズカシイと言われた。
でしょうね、と諦めるしかなかった。

まともとは。
家庭を持ち子を産み育て親を安心させることか。
フルタイムで働いて自立して納税することか。

年々、結婚も出産も遠のいていく感覚がある。
妄想はできる、でも想像は無理。
子どもだって好きなのに今日スタバで走り回る子どもにちょっと騒がしいな、って苛ついてしまった。走り回って遊ぶのが彼らの仕事なのに。
これは多分焦り、余裕の無さに加えて嫉妬も配合されている。

まともじゃないって分かってる。
じゃあどうすりゃ良いんだ。最近このループ。

いっそ明治とか大正時代に生まれて女学校卒業したら即見合いって生き方の方が自分みたいな何にもないポンコツには向いていたのかも、と考えてしまうのはいきすぎだろうか。
その時代の女性の生き方も様々だろうし見下したりとかじゃなく。
でも2秒後にいや自分には無理だろうな、だってこの人見知りなのに舐めた態度取られた瞬間顔にモロ出る諦めの早い人間はきっと有金持って夜逃げしてしまうだろう。

いつ生まれたってみんなしんどくて
それぞれ地獄があって誰にも見せてない心の一面、グラデーションがあって。
まともじゃなくてもそれは一緒なんだと思ったりする。

今日はこんなところで。
拙い文章でも吐き出せる場所があって読んでくれる方々には感謝です。

ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?