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握りしめている糸

のんこです。

昨日、車の中で
ラジオから流れる曲に
視線が遠くなった。

哀しみの感情に
触れそうになる時
わたしの視線は宙を舞う。


歌詞のコトバは
鍵がかかった記憶の扉を
開けることもなく
するっと抜けてくる。


風みたいに。


糸を握りしめているのは
離すってことは
忘れるってことに
なっちゃうからじゃないかって
思っているから。


忘れないでいてあげることが
わたしに残された
たったひとつのできることなんだ
と思っているから。


嵐の時は
どこかに飛んでいって
しまわないよう
必死に。


無風の時は
君を羽ばたかせてあげれない
自分の無力感にうなだれながら。


でも、そこに繋がっている糸がある。


見えないけど
繋がっている。


嵐の中をかき分けていく
小さなカイトよ
悲しみを越えて
どこまでも行こう
その糸の繋がった先まで

「カイト」嵐


元気と清々しさをくれる
嵐のカイト。
https://www.youtube.com/watch?v=ETLT0WXFX1E


まっすぐさをくれる
結花乃さんのカイト。
https://www.youtube.com/watch?v=dsQEJJD7RQU

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